ゆかいなさんにんきょうだい すごいはたきのまき/たかどの ほうこ/アリス館/2009年
大掃除の時期、普段あまりやらない上の方の棚や、天井など はたきの出番。ただほこりに気をつけないと大変なことに。
「すごいはたき」とあったので、どんな はたき?とおもったら すこしちがっていました。
「ゆかいなさんにんきょうだい」シリーズの三巻目で、一巻目は「きえたおかし」、二巻目は「なきむしぞうきん」とありました。
じろうが はたきを動かして、それにつれて布が動く手品を、さぶろうに見せます。
「すごい すごい!」とさぶろうは およろこび。
じつは、箱の中に隠れた たろうが、ものさしを使って布を動かしていただけなのです。
「今度はぼくが・・・」と、さぶろうが同じ手品をやると言い出し できっこないだろうとたろうとじろうが かたを すくめて くすくすわらっていると・・。
おなじようですが ちょっと凝った手品。びっくりしていると、箱の中には、おかあさんがかくれていたのです。
きょうだいの あそびに つきあうお母さん。ひょっとすると 掃除を中断したのかな。
ところが、はたきが おこりだし 「そもそも はたきと いうものは 布を ひっぱるものじゃない ほこりを はたくもの なのだ」と そこらじゅうをぱたぱた はたきまわったのです。
すごいすごいと お母さん、三人兄弟が拍手すると「わかれば よろしい」と、はたきは とくいそう。でも、それからは にどと すごいところは みせてくれませんでしたよ。
はたきで あそぶんじゃないと おこるどころか、子どもと一緒に あそぶ お母さん 余裕です。三人兄弟も仲がよさそうです。
布であそんでいますが、この布 貼りつけているようです。絵は一ページ1,2個の円の中に えがかれています。