どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

ムカッ やきもちやいた

2019年12月07日 | 絵本(日本)

    ムカッ やきもちやいた/かさいまり・さく 小泉るみ子・絵/くもん出版2018年

 

 るいちゃんは、自分の一番仲良しのふうこちゃんが 転校生のあんりちゃんを なにかと世話するのを見てなんだか「ムカッ」。

 放課後、ふうこちゃんが、一緒に帰ろうと誘ってくれても、うしろにあんりちゃんがいたから「ムカッ」として断ってしまいます。うしろをふりかえるとふうこちゃんとあんりちゃんがたのしそうにして、また「ムカッ」。 

 家に帰ると弟のけんたが「ゆうたが おかあさんを とっちゃうんだ」と泣いています。

 「あかちゃんに やきもちやいて どうすんのよ!」と るいちゃんが おこると けんか。

 わたしも けんたと おんなじ。やきもち やいていたんだ と るいちゃんは 気づきます。
 いつもあそばないのに けんたと外で遊ぶと、けんたの気持もかわりました。

 でも、次の日、ふうこちゃんと あんりちゃんが くっついているのをみると また「「ムカッ」。

 それでも、体育のマラソンのとき、るいちゃんが どんどん 前の子をぬいていくと ふうこちゃんの応援の声がきこえてきて・・・。

 ほんとは、るいちゃんも やきもちの原因がわかっていて、どうしたら いいのか わからなかったのでしょう。

 ほかのひとに相談出来たらよかったのですが、一番仲良しの子をとられたというのがあったので困ったのかな?

 あるあると思いながら、読みました。