あおくんときいろちゃん/レオ・レオーニ・作 藤田圭雄・訳/至光社/1994年
あおくん、きいろちゃんは、表紙にあるような色のまる、それもちぎったような形。
おなじようなかたちの色が、並んだり、まあるくなったり、おおきくなったり、ちいさくなったりと自由自在。
色に家族があり、友だちがいて、遊びがあります。
あおくんときいろちゃんがいっしょになり、みどりになると、ぱぱとままには、「うちの子じゃないよ」といわれ、かなしくなって涙。涙でもとの色になると、ぱぱとままは しっかりとだきあげてくれるというストーリーまで。
お孫さんからせがまれてつくったといいますが、それをうけとめた作者の柔軟な発想にもびっくりです。
すこしおおきくなると、色や光の三原色も学びます。
青色と黄色が混ざると緑色に変わるというのは実際にやってみてあげたいこと。
プリズムを通すと、光にも色があることがわかるので、こんな体験をさせてあげたいと思いました。