昨日は、二俣川から弥生台駅まで歩きました。
途中聴いたのは、1892年生まれのオネゲルの作品である。
フランス北西部の港町ル・アーヴルに生まれた彼は、
1909年から2年間チューリヒの音楽院で学び、
1911年からはパリ音楽院に入学し、
ジェダルジュやダンディやヴィドールに師事した。
交響曲第1番は1930年にボストン交響楽団の、
創立50周年記念のための作曲されたようだ。
第一楽章アレグロ・マルカートは、ソナタ形式で書かれている。
激しく荒々しい感じで始まる冒頭は印象的である。
リズミックで面白く、それぞれの主題の展開部における扱いも、
工夫が凝らされており、聴き手を飽きさせない。
ラテン的な部分を強烈に感じさせる音楽である。
第二楽章アダージョは、弦楽器中心に始まる。
弦楽器のオスティナートに木管楽器が絡み、
情熱的な部分と静かでゆったりとした部分が交錯する。
葬送的な暗い部分も感じさせながら、
一方で木管楽器によりのどかな感じもみせながら、
ゆっくりとした中で最後静かに終わる。
第三楽章プレストは、リズミカルに始まり、
トランペットなど金管楽器が軽快に旋律を奏でていく。
颯爽とした旋律は何度も繰り返されクライマックスを迎え、
静まったあと、最後はその静かさの中で終わる。
交響曲第2番1941年にスイスのバーゼル室内管弦楽団の
創立10周年を記念して、作曲された作品である。
第二次世界大戦中に書かれた作品ということもあってか、
内容的には重苦しい感じのする音楽である。
第一楽章の序奏のモルト・モデラートはソナタ形式で書かれ、
弦楽器中心に沈鬱な感じで始まるが、アレグロの主部に入ると
軽快で荒々しい感じの第一主題が登場する。
音楽は闘争的な音楽になり戦争の雰囲気を感じさせる。
展開部で見せるあわただしい感じの闘争的な主題と、
序奏に現れた沈鬱的な旋律は対照的である。
再現部では軽快で荒々しい第一主題により盛り上がりをみせるが、
序奏の重々しい旋律はこの楽章全体を通して支配的であり、
最後はその重苦しい序奏の音楽が奏される中で、
第一主題を想起させつつ消え入るように終わる。
第ニ楽章アダージョ・メストは、弦楽器中心にゆったりと始まる。
悲愴感を漂わせながら、緊張感を持ちつつ音楽は進行していく。
ゆらゆらとよろめきながら彷徨い続ける感じの音楽である。
第三楽章ヴィヴァーチェ・ノン・トロッポは、
カノン風の音楽が弦楽器中心に展開されていく。
最後はトランペットが加わり、明るい中で終わる。
それは絶望から希望への方向を指し示すかのようでもある。
ところで昨日作ってもらったポトフの味は最高だった。
クリスマス・イブの前日ではあったが、
気分は少しクリスマス気分でウキウキとし、
ワインを少し飲みゴキゲンな気持ちとなったのである。
なお、今回とりあげた補足分の交響曲フランス編の
CD等の情報は、以下のアドレスに載せてあります。
http://www1.ocn.ne.jp/~bocchi07/symphony-cd-fran.html
でNEWと赤字で表示されているのが該当する曲です。
参考にしていただければ幸いです。
途中聴いたのは、1892年生まれのオネゲルの作品である。
フランス北西部の港町ル・アーヴルに生まれた彼は、
1909年から2年間チューリヒの音楽院で学び、
1911年からはパリ音楽院に入学し、
ジェダルジュやダンディやヴィドールに師事した。
交響曲第1番は1930年にボストン交響楽団の、
創立50周年記念のための作曲されたようだ。
第一楽章アレグロ・マルカートは、ソナタ形式で書かれている。
激しく荒々しい感じで始まる冒頭は印象的である。
リズミックで面白く、それぞれの主題の展開部における扱いも、
工夫が凝らされており、聴き手を飽きさせない。
ラテン的な部分を強烈に感じさせる音楽である。
第二楽章アダージョは、弦楽器中心に始まる。
弦楽器のオスティナートに木管楽器が絡み、
情熱的な部分と静かでゆったりとした部分が交錯する。
葬送的な暗い部分も感じさせながら、
一方で木管楽器によりのどかな感じもみせながら、
ゆっくりとした中で最後静かに終わる。
第三楽章プレストは、リズミカルに始まり、
トランペットなど金管楽器が軽快に旋律を奏でていく。
颯爽とした旋律は何度も繰り返されクライマックスを迎え、
静まったあと、最後はその静かさの中で終わる。
交響曲第2番1941年にスイスのバーゼル室内管弦楽団の
創立10周年を記念して、作曲された作品である。
第二次世界大戦中に書かれた作品ということもあってか、
内容的には重苦しい感じのする音楽である。
第一楽章の序奏のモルト・モデラートはソナタ形式で書かれ、
弦楽器中心に沈鬱な感じで始まるが、アレグロの主部に入ると
軽快で荒々しい感じの第一主題が登場する。
音楽は闘争的な音楽になり戦争の雰囲気を感じさせる。
展開部で見せるあわただしい感じの闘争的な主題と、
序奏に現れた沈鬱的な旋律は対照的である。
再現部では軽快で荒々しい第一主題により盛り上がりをみせるが、
序奏の重々しい旋律はこの楽章全体を通して支配的であり、
最後はその重苦しい序奏の音楽が奏される中で、
第一主題を想起させつつ消え入るように終わる。
第ニ楽章アダージョ・メストは、弦楽器中心にゆったりと始まる。
悲愴感を漂わせながら、緊張感を持ちつつ音楽は進行していく。
ゆらゆらとよろめきながら彷徨い続ける感じの音楽である。
第三楽章ヴィヴァーチェ・ノン・トロッポは、
カノン風の音楽が弦楽器中心に展開されていく。
最後はトランペットが加わり、明るい中で終わる。
それは絶望から希望への方向を指し示すかのようでもある。
ところで昨日作ってもらったポトフの味は最高だった。
クリスマス・イブの前日ではあったが、
気分は少しクリスマス気分でウキウキとし、
ワインを少し飲みゴキゲンな気持ちとなったのである。
なお、今回とりあげた補足分の交響曲フランス編の
CD等の情報は、以下のアドレスに載せてあります。
http://www1.ocn.ne.jp/~bocchi07/symphony-cd-fran.html
でNEWと赤字で表示されているのが該当する曲です。
参考にしていただければ幸いです。