Mars&Jupiter

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エドヴァルド・グリーグの交響曲ハ短調を聴きながら横浜から関内まで歩く、そしてファウラウト

2008-12-06 06:52:30 | エドヴァルド・グリーグの作品
昨日は横浜から関内まで歩きました。
ファウラウトでのライブを聴きに行った。
60人以上の聴衆が集まり会場は盛り上がり、
演奏者たちの演奏はもちろんよかったのだが、
来日中のジョルジーニョが叩くパンデイロは素晴らしく、
セルシーニョもパンデイロなどパーカッションを自在に操り、
ゲスト出演の二人の競演に聴衆の熱い視線が向けられた。
横浜から関内まで歩く途中聴いたのは、
1843年ノルウェー生まれのグリーグの作品。
グリーグは15歳の時に4年間ライプチヒ音楽院に留学した。
ゲーゼ(ガーデ)が交響曲を作曲するようにゲーテに勧め、
交響曲ハ短調は1863年から1964年の間に作曲された。
1867年に全曲が演奏されたようであるが、その後彼自身は、
この交響曲を封印し二度と演奏してはならないと、
スコアの表紙に書いたようだが、幸いスコアは破棄されなかった。
若き頃のグリーグの作風をここから知ることができる。

第一楽章アレグロ・モルトは、いかにもドイツ風である。
ソナタ形式で書かれているようで、序奏が付いている。
メンデルスゾーンやシューマンのような作風である。
第二楽章アダージョ・エスプレッシーヴォは、
イタリアやフランスのオペラの中の間奏曲風で、
ゆったりとして美しい旋律が流れる楽章である。
第三楽章アレグロ・エネルジーコはスケルツォ風で、
舞曲的な旋律はノルウェーの民謡風でもある。
第四楽章アレグロ・モルト・ヴィヴァーチェは、
ソナタ形式で書かれたフィナーレ楽章で、
さわやかでメンデルスゾーン風の明るい曲である。
グリーグらしいものはまだあまり見られないが、
当時ドイツで活躍していたメンデルスゾーンなど作曲家たちの
作風の影響は、北欧の多くの作曲家に共通して、
及んでいるんだなあとつくづく感じるのであった。
コメント
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