昨日は二俣川から三ツ境駅まで歩きました。
途中聴いたのは、ベートーヴェンの交響曲第5番。
交響曲第5番ハ短調作品67「運命」は、
1805年から1808年にかけて作曲された。
今回はチューリヒ・トーンハレ管弦楽団を、
デイヴィッド・ジンマンが指揮したCDを聴いてみた。
一時期話題になったこのジンマン指揮のベートーヴェンは、
従来の典型的な重々しい感じの演奏とは違い、
贅肉を落としたようなスリムで軽快な演奏といえるだろう。
ただ、一方で聴いていて力強さにやや欠ける感じもあり、
終楽章ではそのような点から考えると物足りない感じもする。
第一楽章アレグロ・コン・ブリオは、ソナタ形式で書かれ、
有名な8音により構成される動機で、厳しい感じの第一主題と、
この主題とは対照的な牧歌的な第二主題が提示され、
その提示部の反復のあと展開部に入りこれらの主題が、
様々な形に変形されていくが、この中で出てくるオーボエのソロは、
ジンマンの盤では普通によく聴く演奏とは違い、カデンツァ風でもある。
再現部を経てコーダも最初の動機をもとにして華やかに終わる。
第ニ楽章アンダンテ・コン・モートは、変奏曲の形式による。
しかし一般的な緩徐楽章とは違い、木管楽器や弦楽器が、
牧歌的な旋律を奏し、それに金管楽器や打楽器が加わり、
その牧歌的な感じではなくなるところはベートーヴェンらしい。
ジンマン盤はそっけないくらい速いテンポで進んでいく。
第三楽章アレグロは、スケルツォ楽章である。
最初はコントラバスとチェロの旋律に乗り、
ホルンが第一楽章冒頭の動機を使った主題を力強く吹く。
トリオはチェロとコントラバスによる旋律を、
フーガ風に他の楽器が受け継ぐフガートというスタイルで作られ、
ジンマン盤もこのトリオの部分の演奏は速い。
この楽章は3部構造で作られているのか、
5部構造で作られているのかというところで説が分かれており、
指揮者がどちらの説を採るかによって演奏時間は変わってくる。
ジンマンは5部構造説を採用しているようなので、
A-B(トリオ)-A-B-A-コーダの構造になっている。
第四楽章アレグロは、前楽章から切れ目なく続き、
第一主題は高らかに勝利を歌うかのような力強い旋律である。
これともう一つの主題をもとにソナタ形式の展開部に入る。
楽章の中間部では第三楽章の一部が回想風に登場する。
再現部を経て、コーダでは金管楽器を中心に、
圧倒的な勝利感を思わせるように華やかな中で終わる。
途中聴いたのは、ベートーヴェンの交響曲第5番。
交響曲第5番ハ短調作品67「運命」は、
1805年から1808年にかけて作曲された。
今回はチューリヒ・トーンハレ管弦楽団を、
デイヴィッド・ジンマンが指揮したCDを聴いてみた。
一時期話題になったこのジンマン指揮のベートーヴェンは、
従来の典型的な重々しい感じの演奏とは違い、
贅肉を落としたようなスリムで軽快な演奏といえるだろう。
ただ、一方で聴いていて力強さにやや欠ける感じもあり、
終楽章ではそのような点から考えると物足りない感じもする。
第一楽章アレグロ・コン・ブリオは、ソナタ形式で書かれ、
有名な8音により構成される動機で、厳しい感じの第一主題と、
この主題とは対照的な牧歌的な第二主題が提示され、
その提示部の反復のあと展開部に入りこれらの主題が、
様々な形に変形されていくが、この中で出てくるオーボエのソロは、
ジンマンの盤では普通によく聴く演奏とは違い、カデンツァ風でもある。
再現部を経てコーダも最初の動機をもとにして華やかに終わる。
第ニ楽章アンダンテ・コン・モートは、変奏曲の形式による。
しかし一般的な緩徐楽章とは違い、木管楽器や弦楽器が、
牧歌的な旋律を奏し、それに金管楽器や打楽器が加わり、
その牧歌的な感じではなくなるところはベートーヴェンらしい。
ジンマン盤はそっけないくらい速いテンポで進んでいく。
第三楽章アレグロは、スケルツォ楽章である。
最初はコントラバスとチェロの旋律に乗り、
ホルンが第一楽章冒頭の動機を使った主題を力強く吹く。
トリオはチェロとコントラバスによる旋律を、
フーガ風に他の楽器が受け継ぐフガートというスタイルで作られ、
ジンマン盤もこのトリオの部分の演奏は速い。
この楽章は3部構造で作られているのか、
5部構造で作られているのかというところで説が分かれており、
指揮者がどちらの説を採るかによって演奏時間は変わってくる。
ジンマンは5部構造説を採用しているようなので、
A-B(トリオ)-A-B-A-コーダの構造になっている。
第四楽章アレグロは、前楽章から切れ目なく続き、
第一主題は高らかに勝利を歌うかのような力強い旋律である。
これともう一つの主題をもとにソナタ形式の展開部に入る。
楽章の中間部では第三楽章の一部が回想風に登場する。
再現部を経て、コーダでは金管楽器を中心に、
圧倒的な勝利感を思わせるように華やかな中で終わる。