昨日はまちあるきガイドマップにあるコースを歩きました。
鶴見橋を渡る頃には夕方の5時を過ぎていました。
所要時間は3時間と書いてあったが、
もちろんそれはゆっくり見学してのこと。
ただ見学地の所在を確認しただけだったので、
約50分くらいで回ることができた。
途中聴いたのはメンデルスゾーンの作品。
あまりにも有名な作曲家なので、略歴については省略する。
交響曲第4番は中学生の頃から聴いていたが、
昔はサヴァリッシュの指揮するレコードをよく聴いた。
サヴァリッシュが指揮するレコードには2つあって、
ニューフィルハーモニアのものとウィーン交響楽団のものがあった。
軽快なテンポの演奏となると断然ウィーン交響楽団の盤がいい。
しかし録音についてはニューフィルハーモニアの盤がよかった。
今回聴いたのは以前買っておいたアバド指揮の全集盤である。
今まで封を開けていなかったので、今回開けて聴いてみた。
交響曲第4番イ長調作品90「イタリア」は、
1831年から1833年にかけて作曲された。
第一楽章アレグロ・ヴィヴァーチェは、ソナタ形式で書かれ、
軽快な弦楽器による第一主題から始まる。
冒頭の明るく軽快な感じはアバドの指揮する盤にもよく現されていて、
さすがイタリア人指揮者らしいなあと思わせるところはある。
ただその華々しさが一貫して続かないところがある感じがして、
抑制が効きすぎているところがある感じがするので残念である。
ただ、ハチャメチャがいいわけではないので好みの問題ではある。
展開部の対位法的な主題の扱いはすばらしい。
名曲といえるのはこのソナタ形式の中での主題の扱いにもあると思う。
何度も聴いても飽きない感動が生まれるというのは素晴らしいことである。
最後も華やかにそして颯爽と終わり、いかにもメンデルスゾーンらしい。
第二楽章アンダンテ・コン・モートは、自由な三部形式で書かれ、
とぼとぼと歩くようなリズムを弦楽器が刻む中で、
主題が奏されて、色々な楽器に受け継がれていくが、
何といっても魅力は木管楽器の扱い方である。
フルートの二重奏、さりげないファゴットが吹く旋律、
それらが弦楽器の作り出すリズムに乗ってうまく引き出され、
中間部のクラリネットの物憂げな感じも素晴らしい。
とにかく旋律の楽器から楽器への受け渡し方がとてもいいのである。
第三楽章コン・モート・モデラートは、三部形式で書かれ、
弦楽器中心によるメヌエット風の流れるような優雅な感じがいい。
夢見るような旋律にそっとフルートが絡んでくるのがいいのである。
中間部の狩りを思わせるドイツ的なホルンの吹奏は、
前後に登場するメヌエット風な主題と対照的な感じで面白い。
第四楽章サルタレロ、プレストは、熱狂的な感じの楽章。
熱狂的な舞踏を感じさせる旋律がメンデルスゾーンにより、
これだけ鮮やかで技巧的な音楽になるのが素晴らしい。
何度聴いても素晴らしいなあと思わせる弦楽器の奏者や、
木管楽器の奏者にとってはちょっと手ごわい曲なのかと思う。
メンデルスゾーンは指揮者としても活躍した人物だからか、
楽器奏者に演奏の楽しみを与えようとする場面を作っている感じがする。
聴衆に音楽を楽しんでもらうことはもちろんなのだが、
演奏者それぞれに活躍の場を作ってあげることが大切だということだろう。
今の日本の環境の中で薄れていることは、
物を作る人、物を生み出す人を大切にする姿勢かもしれない。
それはこらからの日本を支える重要な考えなのかもしれない。
鶴見橋を渡る頃には夕方の5時を過ぎていました。
所要時間は3時間と書いてあったが、
もちろんそれはゆっくり見学してのこと。
ただ見学地の所在を確認しただけだったので、
約50分くらいで回ることができた。
途中聴いたのはメンデルスゾーンの作品。
あまりにも有名な作曲家なので、略歴については省略する。
交響曲第4番は中学生の頃から聴いていたが、
昔はサヴァリッシュの指揮するレコードをよく聴いた。
サヴァリッシュが指揮するレコードには2つあって、
ニューフィルハーモニアのものとウィーン交響楽団のものがあった。
軽快なテンポの演奏となると断然ウィーン交響楽団の盤がいい。
しかし録音についてはニューフィルハーモニアの盤がよかった。
今回聴いたのは以前買っておいたアバド指揮の全集盤である。
今まで封を開けていなかったので、今回開けて聴いてみた。
交響曲第4番イ長調作品90「イタリア」は、
1831年から1833年にかけて作曲された。
第一楽章アレグロ・ヴィヴァーチェは、ソナタ形式で書かれ、
軽快な弦楽器による第一主題から始まる。
冒頭の明るく軽快な感じはアバドの指揮する盤にもよく現されていて、
さすがイタリア人指揮者らしいなあと思わせるところはある。
ただその華々しさが一貫して続かないところがある感じがして、
抑制が効きすぎているところがある感じがするので残念である。
ただ、ハチャメチャがいいわけではないので好みの問題ではある。
展開部の対位法的な主題の扱いはすばらしい。
名曲といえるのはこのソナタ形式の中での主題の扱いにもあると思う。
何度も聴いても飽きない感動が生まれるというのは素晴らしいことである。
最後も華やかにそして颯爽と終わり、いかにもメンデルスゾーンらしい。
第二楽章アンダンテ・コン・モートは、自由な三部形式で書かれ、
とぼとぼと歩くようなリズムを弦楽器が刻む中で、
主題が奏されて、色々な楽器に受け継がれていくが、
何といっても魅力は木管楽器の扱い方である。
フルートの二重奏、さりげないファゴットが吹く旋律、
それらが弦楽器の作り出すリズムに乗ってうまく引き出され、
中間部のクラリネットの物憂げな感じも素晴らしい。
とにかく旋律の楽器から楽器への受け渡し方がとてもいいのである。
第三楽章コン・モート・モデラートは、三部形式で書かれ、
弦楽器中心によるメヌエット風の流れるような優雅な感じがいい。
夢見るような旋律にそっとフルートが絡んでくるのがいいのである。
中間部の狩りを思わせるドイツ的なホルンの吹奏は、
前後に登場するメヌエット風な主題と対照的な感じで面白い。
第四楽章サルタレロ、プレストは、熱狂的な感じの楽章。
熱狂的な舞踏を感じさせる旋律がメンデルスゾーンにより、
これだけ鮮やかで技巧的な音楽になるのが素晴らしい。
何度聴いても素晴らしいなあと思わせる弦楽器の奏者や、
木管楽器の奏者にとってはちょっと手ごわい曲なのかと思う。
メンデルスゾーンは指揮者としても活躍した人物だからか、
楽器奏者に演奏の楽しみを与えようとする場面を作っている感じがする。
聴衆に音楽を楽しんでもらうことはもちろんなのだが、
演奏者それぞれに活躍の場を作ってあげることが大切だということだろう。
今の日本の環境の中で薄れていることは、
物を作る人、物を生み出す人を大切にする姿勢かもしれない。
それはこらからの日本を支える重要な考えなのかもしれない。