昨日は、横浜から星川駅まで歩きました。
途中聴いたのは1869年生まれのプフィッツナーの作品。
彼の略歴に関しては、器楽曲・室内楽曲編で触れたので省略する。
指揮者としても活躍した彼は、保守的な作風で知られている。
交響曲ハ長調作品46は、1940年に作曲され、出版された。
単一楽章による17分ほどの短い演奏時間の交響曲である。
献呈のことばとして「わが友人たちに」と書かれているようだ。
最後のロマン主義者とも言われるように、彼の交響曲は、
保守的で伝統的なところが当時時代遅れの感じはあっただろう。
第二次世界大戦が始まる中で完成したこの交響曲は、
どんな思いをもって作曲されたものなのだろうか、
ナチスに利用されながらも、それを逆手に利用しようと考え、
しかしナチスには入党せず、逆に弾圧される側となった。
そんな彼の置かれた状況を考えてこの交響曲を聴くと、
ナチス政権下にあって絶望的な国家の置かれた状況の中、
人間の力強い意志によってその状況は打開されていくという
楽観的かもしれないが、そんな期待感がこめられている感じがする。
第一部アレグロ・モデラートは、金管楽器の吹奏で始まる。
ロマン派主義的な曲で、力強く英雄的な主題が奏され、
オーボエなど管楽器のソロが奏でる旋律は甘美である。
最後は静まり切れ目なく第二部に入っていく。
第ニ部アダージョ(緩く)は、オーボエが奏でる旋律が、
物悲しく、絶望感があり、その悲劇的な旋律をもとに
曲は進行していくが、もう一つオーボエで奏される旋律は、
救いのような希望を感じさせるが、絶望感の方が支配的となる。
第三部プレストは、トランペットにより力強く軽快な主題が奏され、
その主題をもとに希望と困難が入り混じった感じで展開されていく。
最後には第一部で提示された力強く英雄的な主題が再現され、
統一感をみせながら、金管楽器を中心に輝かしいフィナーレを形作り、
明るい未来を感じさせるかのように、華やかに堂々と、全曲を閉じる。
途中聴いたのは1869年生まれのプフィッツナーの作品。
彼の略歴に関しては、器楽曲・室内楽曲編で触れたので省略する。
指揮者としても活躍した彼は、保守的な作風で知られている。
交響曲ハ長調作品46は、1940年に作曲され、出版された。
単一楽章による17分ほどの短い演奏時間の交響曲である。
献呈のことばとして「わが友人たちに」と書かれているようだ。
最後のロマン主義者とも言われるように、彼の交響曲は、
保守的で伝統的なところが当時時代遅れの感じはあっただろう。
第二次世界大戦が始まる中で完成したこの交響曲は、
どんな思いをもって作曲されたものなのだろうか、
ナチスに利用されながらも、それを逆手に利用しようと考え、
しかしナチスには入党せず、逆に弾圧される側となった。
そんな彼の置かれた状況を考えてこの交響曲を聴くと、
ナチス政権下にあって絶望的な国家の置かれた状況の中、
人間の力強い意志によってその状況は打開されていくという
楽観的かもしれないが、そんな期待感がこめられている感じがする。
第一部アレグロ・モデラートは、金管楽器の吹奏で始まる。
ロマン派主義的な曲で、力強く英雄的な主題が奏され、
オーボエなど管楽器のソロが奏でる旋律は甘美である。
最後は静まり切れ目なく第二部に入っていく。
第ニ部アダージョ(緩く)は、オーボエが奏でる旋律が、
物悲しく、絶望感があり、その悲劇的な旋律をもとに
曲は進行していくが、もう一つオーボエで奏される旋律は、
救いのような希望を感じさせるが、絶望感の方が支配的となる。
第三部プレストは、トランペットにより力強く軽快な主題が奏され、
その主題をもとに希望と困難が入り混じった感じで展開されていく。
最後には第一部で提示された力強く英雄的な主題が再現され、
統一感をみせながら、金管楽器を中心に輝かしいフィナーレを形作り、
明るい未来を感じさせるかのように、華やかに堂々と、全曲を閉じる。