Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

フリードリヒ・ゴルドマンの交響曲第1番を聴きながら、鶴ヶ峰から和田町まで歩く

2009-01-28 06:37:37 | 古典~現代音楽ドイツ編
昨日は、鶴ヶ峰駅から和田町まで歩きました。
途中聴いたのは1941年生まれのゴルドマンの作品。
作曲家および指揮者として活躍した彼は、ドイツのケムニッツである。
ドレスデン聖十字架合唱団に入団していた1950年代に最初の作品を作曲し、
1950年代の終わりにはダルムシュタット夏季現代音楽講習会に参加し、
シュトックハウゼンの作曲セミナーを受けていたようである。
1960年代初めにはドレスデンの音楽大学の作曲科で、
ヨハネス・パウル・ティルマンに師事したようだ。
交響曲第1番は、1972年から1973年にかけて作曲されたようだ。

第一楽章アレグロ・エネルジーコは、金管楽器、打楽器中心に、
激しく始まり、ホルンの唸るような吹奏のあと、
弦楽器のピッチカートと打楽器の掛け合いが続く。
そのあと木管楽器と打楽器、金管楽器中心に、
激しい音楽が展開され、それはとてもリズミックである。
そのあとは弦楽器と木管楽器中心に神秘的な感じの音楽となり、
再び音がぶつかり合う激しくリズミックな音楽と交互に登場し、
演奏時間は短いものの凝縮された音楽である。
最後は弦のピッチカートとフルートによる神秘的な音楽のあと、
一気に音楽は金管楽器を中心に盛り上がって終わる。
第ニ楽章レントは、木管楽器と弦楽器中心に、
幻想的な音楽がゆったりとしたテンポで展開される。
まるで細胞が増殖するかのような弦楽器による怪しい音楽、
ホルンの吹奏のあと、怪しい感じの音楽と、金管楽器のトッティ、
おぼつかない感じの浮遊感のある旋律などが繰り返され、
さまざまな局面を見せながら変化していく。
細胞が増殖するかのような感じはさらに後半勢いをつけ、
クライマックスを迎えたあと、幻想的な中静かに終わる。
第三楽章ヴィーヴォは、金管楽器と打楽器により再び激しく始まる。
今までの楽章の要素が顔を出しながら、リズミックな音楽が展開される。
ピアノも打楽器的に使われ、とても音響的な作品であり、
うなる金管楽器の音、打楽器の刻む激しいリズム、
とはいえなぜか聴きにくい感じのしない作品である。
フルートの短いフレーズとともに、
金管楽器の短くささやくような吹奏のあと、
最後は打楽器の一撃であっけなく全曲を終わる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする