昨日は、西谷駅から希望が丘駅まで歩きました。
昨日聴いたのは、1886年生まれのフルトヴェングラーの交響曲。
指揮者として有名な彼は、3つの交響曲を作曲している。
交響曲第2番ホ短調は1941年から1945年に作曲された。
長大な交響曲であり、80分を超える演奏時間を必要とする。
第一楽章アッサイ・モデラート~モルト・アレグロ~
アレグロは、悲哀に満ちたような旋律で始まる。
リヒャルト・シュトラウスを思わせるような、
ロマンティックな部分もあるが、
迷走的な音楽は哲学的な部分をも感じさせる。
第二次世界大戦末期に作曲されたこともあってか、
そのドイツの敗北と戦争の悲惨さというものを感じてか、
悲劇性を音楽の中で伝えているように思え、
しかし将来への復興の期待も込められている感じもする。
ダイナミックに盛り上がる部分はブルックナー的でもある。
第ニ楽章アンダンテ・センプリーチェは、
束の間の幸せ、平和を表現しているかのような
優しく穏やかな感じで始まり、木管楽器が活躍する。
中間部は激しく荒々しい部分もあり、
冒頭に奏される牧歌的な旋律はやがて金管楽器も加え、
ワグナー風の壮大な音楽となっていく。
そのクライマックスを過ぎてからはヴァイオリン独奏が入り、
冒頭の主題が木管楽器中心に再び現れて静かに終わる。
第三楽章ウン・ポコ・モデラート~アレグロ~モデラートは、
ファゴット、フルート、ホルンのソロなどに続き、
徐々に勢いを持つようになるスケルツォ風の舞踏的な音楽が、
支配的となり、金管楽器が加わり激しくなる。
ブルックナー風なサウンドを金管楽器が作り上げながら、
思索的な音楽は何となくショスタコーヴィッチを思わせる。
ドラマティックな展開のあと中間部に現れるのは、
木管楽器と弦楽器を中心に牧歌的な音楽である。
最後は再び冒頭の激しい音楽が登場し盛り上がったあと、
フルート、ファゴットのソロが続き、
弦楽器がやさしくロマンティックな旋律を奏で、
最後は短い中金管楽器によって一気に盛り上がって終わる。
第四楽章ラングサム~モデラート・アンダンテ~
アレグロ・モルト~プレストは、第一楽章の冒頭の主題が現れ、
ゆるやかに始まる全楽章の中で一番長い楽章である。
金管楽器を中心にワグナー風の壮大な音楽が展開される。
金管楽器に現れるコラール風の音楽が繰り返され、
ブルックナー的なフーガ風の音楽の展開もみられる。
そのブルックナー的な感じは一層強まり、
悲愴感を漂わせながら、盛り上がりをみせる。
そのあとは明るい希望を思わせる旋律が流れ、
戦争を通じての悲愴感から希望へと向かう音楽となる。
そのフィナーレはとてもブルックナー風である。
昨日聴いたのは、1886年生まれのフルトヴェングラーの交響曲。
指揮者として有名な彼は、3つの交響曲を作曲している。
交響曲第2番ホ短調は1941年から1945年に作曲された。
長大な交響曲であり、80分を超える演奏時間を必要とする。
第一楽章アッサイ・モデラート~モルト・アレグロ~
アレグロは、悲哀に満ちたような旋律で始まる。
リヒャルト・シュトラウスを思わせるような、
ロマンティックな部分もあるが、
迷走的な音楽は哲学的な部分をも感じさせる。
第二次世界大戦末期に作曲されたこともあってか、
そのドイツの敗北と戦争の悲惨さというものを感じてか、
悲劇性を音楽の中で伝えているように思え、
しかし将来への復興の期待も込められている感じもする。
ダイナミックに盛り上がる部分はブルックナー的でもある。
第ニ楽章アンダンテ・センプリーチェは、
束の間の幸せ、平和を表現しているかのような
優しく穏やかな感じで始まり、木管楽器が活躍する。
中間部は激しく荒々しい部分もあり、
冒頭に奏される牧歌的な旋律はやがて金管楽器も加え、
ワグナー風の壮大な音楽となっていく。
そのクライマックスを過ぎてからはヴァイオリン独奏が入り、
冒頭の主題が木管楽器中心に再び現れて静かに終わる。
第三楽章ウン・ポコ・モデラート~アレグロ~モデラートは、
ファゴット、フルート、ホルンのソロなどに続き、
徐々に勢いを持つようになるスケルツォ風の舞踏的な音楽が、
支配的となり、金管楽器が加わり激しくなる。
ブルックナー風なサウンドを金管楽器が作り上げながら、
思索的な音楽は何となくショスタコーヴィッチを思わせる。
ドラマティックな展開のあと中間部に現れるのは、
木管楽器と弦楽器を中心に牧歌的な音楽である。
最後は再び冒頭の激しい音楽が登場し盛り上がったあと、
フルート、ファゴットのソロが続き、
弦楽器がやさしくロマンティックな旋律を奏で、
最後は短い中金管楽器によって一気に盛り上がって終わる。
第四楽章ラングサム~モデラート・アンダンテ~
アレグロ・モルト~プレストは、第一楽章の冒頭の主題が現れ、
ゆるやかに始まる全楽章の中で一番長い楽章である。
金管楽器を中心にワグナー風の壮大な音楽が展開される。
金管楽器に現れるコラール風の音楽が繰り返され、
ブルックナー的なフーガ風の音楽の展開もみられる。
そのブルックナー的な感じは一層強まり、
悲愴感を漂わせながら、盛り上がりをみせる。
そのあとは明るい希望を思わせる旋律が流れ、
戦争を通じての悲愴感から希望へと向かう音楽となる。
そのフィナーレはとてもブルックナー風である。