昨日は、西谷駅から二俣川まで歩きました。
途中聴いたのは1900年生まれのクシェネクの作品。
彼はウィーンに生まれたチェコ系の作曲家である。
ウィーンで16歳の頃からシュレーカーに師事し、
ベルリン高等音楽学校(高等音楽院)に、
シュレーカーが赴任すると、その学校に入学した。
マーラーの娘アンナと結婚するが、1年足らずで破局した。
指揮者としても活躍した彼だが、ナチス政権が成立すると、
彼の作品は上演禁止となり、1938年にはアメリカ合衆国に渡り、
1945年アメリカ合衆国の市民権を獲得し、その後も教育活動に専念した。
作風は後期ロマン派から無調、新古典主義、12音技法、
ミュージック・セリエルへと変遷していったようだ。
交響曲第3番作品16は、1922年に作曲された作品のようだ。
第一楽章アンダンテ・ソスティヌート-アダージョ・デチーゾは、
小さくティンパニと弦楽器がリズムを波のように一定間隔で刻む中、
オーボエが息の長い旋律を奏で、クラリネットやファゴットも加わる。
その音楽は聴いていて何か荒涼としたものを感じさせる。
そのあと音楽は軽快な感じとなり、木管楽器が活躍し、
弦楽器が奏する旋律は風刺的で滑稽な感じでもあり、
ショスタコーヴィッチ風な音楽にも聴こえる。
でもブルックナー的、ブラームス的に聴こえることもあれば、
マーラー風に聴こえるところもあり、つかみどころのない。
後半は深刻で闘争的な音楽に聴こえるが、どことなくクールである。
最後にかけて盛り上がりをみせる中でも、
どこか風刺的なものを感じさせるようなところがある。
楽章の終わりは木管楽器と弦により静かに終わる。
第ニ楽章アダージョ・モルトは、重々しい感じでゆったりと始まる。
弦が揺れ動くような音を出しながら、木管楽器もそれに絡んでいく。
中間部に少し激しく速い音楽になり、金管楽器も加わる。
このあたりはマーラー風な後期ロマン派的な部分をもっているが、
盛り上がりをみせたところで曲は突然終わる。
第三楽章アレグレット・コモドは、フルートから始まり、
他の管楽器も加わり、軽快な感じで始まる楽章である。
舞踏的なところも感じさせる音楽が展開され、
中間部では第一楽章のティンパニの連打が登場する。
音楽は楽章の最初の部分の舞踏的な音楽が再び現れ、
金管楽器が加わり情熱的になり、盛り上がりを見せる。
そして第一楽章冒頭の弦のリズムが強く奏されると、
第一楽章の主題も再現され、クライマックスを迎える。
その後は弦楽器と木管楽器により第一楽章冒頭の部分が奏され、
最後ティンパニが弱音で連打する中、静かに終わる。
途中聴いたのは1900年生まれのクシェネクの作品。
彼はウィーンに生まれたチェコ系の作曲家である。
ウィーンで16歳の頃からシュレーカーに師事し、
ベルリン高等音楽学校(高等音楽院)に、
シュレーカーが赴任すると、その学校に入学した。
マーラーの娘アンナと結婚するが、1年足らずで破局した。
指揮者としても活躍した彼だが、ナチス政権が成立すると、
彼の作品は上演禁止となり、1938年にはアメリカ合衆国に渡り、
1945年アメリカ合衆国の市民権を獲得し、その後も教育活動に専念した。
作風は後期ロマン派から無調、新古典主義、12音技法、
ミュージック・セリエルへと変遷していったようだ。
交響曲第3番作品16は、1922年に作曲された作品のようだ。
第一楽章アンダンテ・ソスティヌート-アダージョ・デチーゾは、
小さくティンパニと弦楽器がリズムを波のように一定間隔で刻む中、
オーボエが息の長い旋律を奏で、クラリネットやファゴットも加わる。
その音楽は聴いていて何か荒涼としたものを感じさせる。
そのあと音楽は軽快な感じとなり、木管楽器が活躍し、
弦楽器が奏する旋律は風刺的で滑稽な感じでもあり、
ショスタコーヴィッチ風な音楽にも聴こえる。
でもブルックナー的、ブラームス的に聴こえることもあれば、
マーラー風に聴こえるところもあり、つかみどころのない。
後半は深刻で闘争的な音楽に聴こえるが、どことなくクールである。
最後にかけて盛り上がりをみせる中でも、
どこか風刺的なものを感じさせるようなところがある。
楽章の終わりは木管楽器と弦により静かに終わる。
第ニ楽章アダージョ・モルトは、重々しい感じでゆったりと始まる。
弦が揺れ動くような音を出しながら、木管楽器もそれに絡んでいく。
中間部に少し激しく速い音楽になり、金管楽器も加わる。
このあたりはマーラー風な後期ロマン派的な部分をもっているが、
盛り上がりをみせたところで曲は突然終わる。
第三楽章アレグレット・コモドは、フルートから始まり、
他の管楽器も加わり、軽快な感じで始まる楽章である。
舞踏的なところも感じさせる音楽が展開され、
中間部では第一楽章のティンパニの連打が登場する。
音楽は楽章の最初の部分の舞踏的な音楽が再び現れ、
金管楽器が加わり情熱的になり、盛り上がりを見せる。
そして第一楽章冒頭の弦のリズムが強く奏されると、
第一楽章の主題も再現され、クライマックスを迎える。
その後は弦楽器と木管楽器により第一楽章冒頭の部分が奏され、
最後ティンパニが弱音で連打する中、静かに終わる。