Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

ニコライ・メトネルのピアノ協奏曲第1番ハ短調作品33を聴きながら、横浜から和田町まで歩く

2009-03-12 06:59:01 | 古典~現代音楽ロシア編
昨日は、横浜から和田町まで歩きました。
途中聴いたのは1880年生まれのメトネルの作品。
メトネルの略歴は以前触れたので省略する。
ピアノ協奏曲第1番ハ短調作品33は、
1914年頃から1916年にかけて作曲され、1918年に初演された。
今回聴いたCDは、コンスタンティン・シチェルバコフのピアノ、
ウラディーミル・ジヴァの指揮、モスクワ交響楽団の演奏である。
第一楽章アレグロは、情熱的にそして壮大に始まる。
ピアノ独奏の部分は繊細で美しく、ロマンティックである。
それはショパンやラフマニノフを彷彿させるものである。
最後はオーボエの響きで終わり、次の楽章に続いていく。

第二楽章トランクィロ、メディタメンテは、
静かにピアノ独奏中心に始まり、感傷的な音楽である。
そのピアノにオーボエなど他の楽器が、
やさしくいたわるようにからまっていく。
中間部はややテンポが速くなり、
技巧的な部分も見せながら激しい部分を見せ、
ロマンティックに盛り上がりをみせ、
いかにもピアノ協奏曲らしい聴き応えのある音楽である。
第三楽章アレグロ・モルトは、前楽章に引き続き入り、
ピアニストの腕が冴える楽章である。
ピアノ独奏の美しさとともに管弦楽の壮大な感じは、
聴いてみないと分からないところがあるがなかなかいい。
楽章の最後になればなるほどその魅力はわかってくると思う。
最後に向けて管弦楽が盛り上げていくが、
最後独奏ピアノの音によって終わるのがメトネルらしい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする