Mars&Jupiter

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ルドルフォ・アルフテルのヴァイオリン協奏曲作品11を聴きながら

2009-03-28 07:15:10 | 古典~現代音楽ブラジル・メキシコ以外の中南米編
昨日も飲み会のためウォーキングを休みました。
昨日聴いたのは1900年生まれのアルフテルの作品。
マドリード生まれの彼は、スペイン内戦の時に、
メキシコに亡命し、そこで活躍した作曲家である。
ヴァイオリン協奏曲作品11は、1942年に初演された。
ここで聴く版はシェリンクにより1953年改訂されたものである。
今回のCDはシェリンクのヴァイオリン、バティスの指揮、
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団によるものである
第一楽章レチタヴィーヴォ-トランクィロ-アレグロは、
独奏ヴァイオリンから始まる斬新な協奏曲である。
スペイン風の舞曲的な明るい旋律はいい。
カデンツァでヴァイオリンのテクニックも発揮される。
最初の主題が再現され、最後は華やかに終わる。

第二楽章アンダンテ・カンタービレは、
ヴァイオリン中心に美しい旋律が奏される。
ゆったりとした中にスペイン的な部分も残しながら、
新古典主義的なところも見せて、面白い。
第三楽章アレグロ・ヴィヴァーチェは、
ヴァイオリン中心に明るく軽快な音楽が展開される。
ヴァイオリンの魅力を十分に伝える音楽であり、
豪快さとともにと新古典主義的な音楽が融合しつつ、
最後もリズミカルな音楽を奏しながら、華やかに終わる。

なお、今回とりあげた協奏曲中南米編の
CD等の情報は、以下のアドレスに載せてあります。
http://www1.ocn.ne.jp/~bocchi07/concerto-music-cd-latin.html
参考にしていただければ幸いです。
コメント
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