Mars&Jupiter

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ウィリアム・ウォルトンのヴァイオリン協奏曲を聴きながら、横浜から星川駅まで歩く

2009-03-03 21:47:18 | 古典~現代音楽イギリス編
今日は、横浜から星川駅まで歩きました。
今日聴いたのは1902年生まれのウォルトンの作品。
彼の略歴については、管弦楽編で触れたので省略する。
ヴァイオリン協奏曲は、1939年のハイフェッツのために作曲された。
ハイフェッツによる初演は、ロジンスキの指揮の下、
1939年12月7日にクリーヴランドで行われ、
イギリスでの初演はヘンリー・ホルストにより
1941年11月1日ロンドンで、作曲者自身の指揮により行われた。
1943年には改訂版が作られ、今回聴いたCDもその改訂版によっている。
ユーディ・メニューインのヴァイオリン、
ウォルトンの指揮、ロンドン交響楽団の演奏で聴いてみた。
第一楽章アンダンテ・トランクィロは、
短い序奏に続き、ヴァイオリン独奏が、
物悲しい旋律をたっぷりと歌っていく。
中間部ではヴァイオリン奏者の演奏の腕を
発揮する独奏の部分も設けられている。
伝統的な協奏曲のスタイルを守り、
ロマンティックな音楽は聴きやすいものである。

第二楽章プレスト・カプリチオーソ・アラ・ナポリターナ
-トリオ(カンツォネッタ)-テンポⅠは、
速いヴァイオリン・ソロで始まり、
管弦楽による狂乱的な音楽に続き、
ヴァイオリン独奏による技巧的な演奏の部分が登場する。
中間のトリオのゆったりとした音楽は幻想的で、
その上をヴァイオリンが歌うような旋律を奏でていく。
そのあと再び冒頭の激しく狂乱的な音楽となり、
トリオの部分も途中再現されながらも、
その駆け抜けるような音楽で終わる。
第三楽章ヴィヴァーチェは、軽快な感じの音楽で始まる。
ヴァイオリン独奏が歌うような旋律を、
甘美でロマンティックに奏でていく。
最後のカデンツァでのヴァイオリン独奏も美しく、
さすがメニューインであると思わせる演奏である。
ヴァイオリンと管弦楽による鮮やかな競演のあと、
コーダはイギリス音楽らしく、堂々とした感じで終わる。

なお、今回とりあげた協奏曲イギリス編の
CD等の情報は、以下のアドレスに載せてあります。
http://www1.ocn.ne.jp/~bocchi07/concerto-music-cd-england.html
参考にしていただければ幸いです。
コメント
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