Mars&Jupiter

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ヴォーン・ウィリアムズのオーボエ協奏曲イ短調を聴きながら、横浜から星川駅まで歩く

2009-03-01 22:42:08 | 古典~現代音楽イギリス編
今日は、横浜から星川駅まで歩きました。
今日聴いたのは1872年生まれのヴォーン・ウィリアムズの作品。
彼の略歴については、管弦楽編で触れたので省略する。
オーボエ協奏曲イ短調は1944年に作曲された。
弦楽とオーボエによる協奏曲で、同年7月5日に
プロムナード・コンサートで初演をする予定であったが、
中止となり、9月30日リヴァプールで初演されたようで、
オーボエはレオン・グーセンス、指揮はサージェントだったようだ。
今回聴いたCDは、スモールのオーボエ、ハンドリーの指揮、
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団の演奏による。

第一楽章ロンド・パストラール(アレグロ・モデラート)は、
弦楽器中心に始まり、オーボエが牧歌風の旋律を歌う。
そこにイギリスの田園風景があるかのように美しい音楽である。
民謡風の旋律を使い、いかにもヴォーン・ウィリアムズらしい曲だ。
オーボエの流れるような旋律がとても心地いい。
第二楽章メヌエットとミュゼット(アレグロ・モデラート)は、
2分ほどの短い曲であり、ゆったりとした舞踏的な曲。
美しい弦楽器の合奏の中をオーボエが優雅に歌っていく。
第三楽章終曲・スケルツォ(プレスト-レント-プレスト)は、
軽快で幻想的な感じで始まり、中間部はゆったりとした
そしてやや感傷的・叙情的な音楽となり、対照的である。
オーボエ奏者にとってもここのソロは聴かせどころだろう。
音楽は再び冒頭の軽快な音楽となって、
懐かしいような旋律をオーボエが吹き、弦楽器が受け継ぎ、
オーボエが技巧的な演奏を展開し、最後静かに終わる。
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