Mars&Jupiter

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セルゲイ・ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番ハ短調作品18を聴きながら、横浜から星川まで歩く

2009-03-13 10:24:05 | 古典~現代音楽ロシア編
昨日は、横浜から星川駅まで歩きました。
途中聴いたのは1873年生まれのラフマニノフの作品。
ラフマノフの略歴は以前触れたので省略する。
ピアノ協奏曲第2番ハ短調作品18は、
1899年から1901年にかけて作曲された。
今回聴いたCDは、アシュケナージのピアノ、
アンドレ・プレヴィンの指揮、ロンドン交響楽団の演奏である。
以前買って未開封のままであったので聴いてみることにした。
それにしてもこの国内盤のCDだが、
ラフマニノフの生没年の表記は全く違うし、
各楽章の演奏時間の表記もでたらめである。
よくまあ、こんな形で売ったもんだと今更になって思う。

第一楽章ヴィヴァーチェは、ソナタ形式で書かれている。
冒頭の独奏ピアノによる忍び寄ってくるような和音の響きは、
とても印象的であり、それがクレシェンドしていくのに合わせ、
オーケストラが加わり、壮大な音楽が築かれる。
そして、明暗対照的な二つの主題が提示され、
甘美で官能的なピアノの響きと、
ロマンティックな管弦楽の伴奏が美しい。
展開部では管弦楽により二つの主題が変形されていくが、
独奏ピアノはその中にあって主役的な立場を果たし、
高度なテクニックを見せつつ、
繊細さだけでなく力強さも見せていく。
最後は悲劇的な雰囲気の中終わる。

第二楽章アンダンテは、三部形式で書かれ、
雄大なロシアの自然を感じさせる音楽である。
ゆったりした中、独奏ピアノは甘美な旋律を奏で、
詩的で叙情的なところがあり、情熱的でもある。
第三楽章アレグロ・ヴィヴァーチェは、
不規則なロンド・ソナタ形式で書かれているようだ。
荒々しい感じで始まる冒頭に続き、
独奏ピアノの華麗な演奏技術が発揮される。
管弦楽から始まる甘い旋律はやがてピアノに引き継がれ、
その主題は印象的で、ロマンティックな旋律である。
荒々しい感じの冒頭の主題を中心にその後は展開され、
最後にかけてはピアノの情熱的な演奏に続き、
もう一つのロマンティックな旋律が登場し、
大きな盛り上がりをみせ、華麗なフィナーレで終わる。
それにしてもやはりいつ聴いても名曲であり、
この頃のアシュケナージの演奏は素晴らしい。
コメント
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