Mars&Jupiter

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マラン・マレの2つのバス・ド・ヴィオルとテオルボのための組曲ニ短調を聴きながら三枚町から西谷まで歩く

2009-07-25 06:58:10 | バロック音楽器楽曲・室内楽曲編
昨日は三枚町から西谷駅まで歩きました。
歩き始めたらどしゃぶりになり、途中晴れたかと思うと、
また降り始めたりする気まぐれな天候の中、
傘をさしたり、閉じたりを繰り返しながら歩いた。
途中聴いたのは、1656年に生まれたマラン・マレの作品である。
ヴィオル(ヴィオラ・ダ・ガンバ)の奏者や指揮者としても活躍した彼は、
パリに生まれ、サン・ジェルマン・ロクセロアの聖歌隊に属し、
サント・コロンブにヴィオルを師事したようである。
2つのバス・ド・ヴィオルとテオルボのための組曲ニ短調は、
ヴィオル曲集第1巻に含まれているもので1686年に出版された。
今回聴いたCDはスミソニアン・チェンバー・プレイヤーズによるものだ。

組曲は、前奏曲、アルマンド、クーラント、サラバンド、
ジーク、ガヴォット、メヌエットの7曲で構成される
前奏曲は、前半は哀愁を漂わせながらゆったりと始まるが
後半は軽快なテンポとなり、2つのヴィオルが、掛け合いながら、
音楽は進行し、テオルボの音も古風な感じでいい。
アルマンドは流れるような音楽で、2つのヴィオルが、
旋律を歌うように奏しながら、掛け合っていく。
クーラントは明るく軽快な短い音楽である。
サラバンドはヴィオルが歌うようにゆったりと旋律を奏す。
そのしみじみとした音楽は、心地よく響いてくる。
ジークは舞曲風の明るく弾んだ軽快な音楽である。
ガヴォットは、舞踏風の短い音楽であり、
ヴィオルが奏でる旋律は親しみやすく、印象的である。
メヌエットは舞曲風の短い音楽であり、やや叙情的である。
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