Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

ゲオルグ・ムッファト(ムファット)のトッカータ第5番ハ長調と第1番ニ短調、そして日食の日

2009-07-23 05:48:57 | バロック音楽器楽曲・室内楽曲編
日食が見られるとあって、11時頃気にしていたものの、
一向に晴れる気配もなく、厚い雲に覆われた曇り空の一日。
とはいえ、12時前後にその厚い雲が切れて、三日月のような形の太陽が、
ほんの一瞬の間見えて、短いながらも日食を見ることができた。
少しラッキーな気分になって、よかったと思う反面、
そういえば、最近天体観測をしていないなとつくづく感じる。
せっかく望遠鏡があるのだから、観測をしたいところではあるが、
シュミット・カセグレン式の我が家の天体望遠鏡は、
外に出すだけでも一大事なので、今は部屋のインテリアの一部になっている。
今のところ天気はあまり良くないので夜の観測はできないが、
晴れる日が続くようであれば、たまには天体観測をしたいものである。
そんなことを日食の日にふと感じた自分であった。

昨日は一日中忙しく、ウォーキングを休みました。
昨日聴いたのは、1653年生まれのムッファトの作品。
ムッファトについては、協奏曲・管弦楽編で触れたので、
彼の経歴についてはここでは省略する。
トッカータ第5番ハ長調、トッカータ第1番ニ長調の、
詳しい作曲年代については共にわからない。
今回のCDはグスタフ・レオンハルトのオルガンによる演奏のものである。
トッカータ第5番ハ長調は、オルガンの低音部を利かせ重厚な感じで始まる。
それぞれの声部が重なりながら、ポリフォニック的な音の世界が築かれる。
ルネサンス的な部分を残しながらも、壮大なオルガン音楽となっている。
トッカータ第1番ニ短調は、激しく悲劇的な感じの旋律から始まるが、
そのあとゆったりとした平和な感じの音楽となり、
やがて速いオルガンの旋律が現れ、幾層にも重なり合っていく。
そしてそのままクライマックスを迎え、壮大な感じで終わる。
コメント
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