昨日は二俣川から鶴ヶ峰駅まで歩きました。
途中聴いたのは、1515か1516年頃に生まれたチプリアーノ・デ・ローレの作品。
フランドルで生まれた彼は、1540年代初めイタリアに行き、
ヴェネツィアのサン・マルコ大聖堂の歌手となった。
ヴィラールトに学び、1547年からはフェラーラ公エルコーレ・デステの
宮廷礼拝堂聖歌隊楽長を務め、1561年からはパルマの宮廷楽長、
1563年にはサン・マルコ大聖堂の楽長を務めるなどした。
「おお、神の富裕の高さよ(O altitude divitarum)」は、
1549年にヴェネツィアで出版された「デ・ローレ5声モテトゥス集」の
第3巻に含まれている5声による作品である。
今回聴いたCDはブルーノ・ターナーの指揮、
プロ・カンティオーネ・アンティクヮの演奏によるものである。
「おお、神の富裕の高さよ(O altitude divitarum)」は、
全体は2部によって構成されている。
第1部は、神の英知と知識の高さを賛美する内容である。
各声部は高みに向かっていくように動き、
それは神の高さに向かっていくようでもある。
第2部は、主を讃える人間への問いかけの内容となっている。
人間世界を示すようにむしろ各声部はさきほどよりも
低音域で歌うのが中心となり、神の世界と人間の世界を
この2つの部分で対比させているようでもあり興味深い。
最後は神をたたえ、アーメンを歌って終わる。
途中聴いたのは、1515か1516年頃に生まれたチプリアーノ・デ・ローレの作品。
フランドルで生まれた彼は、1540年代初めイタリアに行き、
ヴェネツィアのサン・マルコ大聖堂の歌手となった。
ヴィラールトに学び、1547年からはフェラーラ公エルコーレ・デステの
宮廷礼拝堂聖歌隊楽長を務め、1561年からはパルマの宮廷楽長、
1563年にはサン・マルコ大聖堂の楽長を務めるなどした。
「おお、神の富裕の高さよ(O altitude divitarum)」は、
1549年にヴェネツィアで出版された「デ・ローレ5声モテトゥス集」の
第3巻に含まれている5声による作品である。
今回聴いたCDはブルーノ・ターナーの指揮、
プロ・カンティオーネ・アンティクヮの演奏によるものである。
「おお、神の富裕の高さよ(O altitude divitarum)」は、
全体は2部によって構成されている。
第1部は、神の英知と知識の高さを賛美する内容である。
各声部は高みに向かっていくように動き、
それは神の高さに向かっていくようでもある。
第2部は、主を讃える人間への問いかけの内容となっている。
人間世界を示すようにむしろ各声部はさきほどよりも
低音域で歌うのが中心となり、神の世界と人間の世界を
この2つの部分で対比させているようでもあり興味深い。
最後は神をたたえ、アーメンを歌って終わる。