Mars&Jupiter

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ヤコプス・クレメンス・ノン・パパの「羊飼いらは互いに語れり」を聴き、お休みの一日

2009-12-24 06:23:01 | クリスマス特集・その他
ここの2・3日の間はクリスマスにちなんだ作品をとりあげる。
昨日は風邪気味だったのでウォーキングは休みました。
昨日聴いたのは、1510年頃生まれたヤコプス・クレメンス・ノン・パパの作品。
イノープルまたはミッデンブルク出身と考えられる彼は、
ブリュージュの聖ドナティアン教会聖歌隊で活躍し、楽長となった。
その後皇帝カール5世の臣下アールショット公の楽長を務め、
北ブラバントのヘルトヘンボッシュの大聖堂歌手、
フランドルのディスミュードの楽長を歴任した。
今回聴いたCDはブルーノ・ターナー指揮、
プロ・カンティオーネ・アンティクヮの演奏によるものである。

「羊飼いらは互いに語れり(Pastores loquebantur)」は、
1555年出版された5声によるモテトゥスである。
ルカの福音書第2章から採られた詩によっており、
カノンのように同じ旋律が重なり合って始まるこの曲は、
全体2部からなっていて、第1部ではベツレヘムで、
イエスが生誕したことを羊飼いたちが語り合っている様子。
第2部では羊飼いが神を称える様子が描かれる。
2つとも最後は「ノエ、ノエ、ノエ」と歌って締める。
クリスマスらしい、穏やかな曲である。
クリスマス・イヴの今日の夜は六本木ノチェーロに行く予定。
ちょっと風邪気味ではあるが、大丈夫だろうな。
コメント
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