Mars&Jupiter

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イルマリ・ハンニカイネンの「夕べに」を聴く

2013-10-03 06:52:39 | 古典~現代音楽フィンランド編
昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは1892年生まれのフィンランドの作曲家ハンニカイネンが、
1913年に作曲したピアノ曲「夕べに」である。
ピアニスト・作曲家であった彼は、ヘルシンキ大学で学んだあと、
ウィーン音楽院でフランツ・シュレーカーに作曲を師事し、
サンクトペテルブルクやパリにも渡り音楽を学び、
パリではアルフレッド・コルトーにピアノを師事したようだ。
その後はシベリウス音楽院で教授に就任し、教育活動にも従事した。
兄弟とピアノ三重奏団を結成し、室内楽奏者としても活躍した人物である。
今回聴いたCDは館野泉のピアノ演奏によるもの。
ラフマニノフ風のロマンティックな曲である。
さざなみのように奏でられる高音部の伴奏に乗って、
低音部の方で叙情的な旋律が奏でられる。
中間部は高音部の方に旋律が移り、情熱的に盛り上がりをみせ、
再び低音部の方に旋律が移り、最後はおだやかに終わる。
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