Mars&Jupiter

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平尾喜四男の日本詩曲「砧」を聴きながら、三枚町から西谷まで歩く

2013-10-23 05:52:23 | 古典~現代音楽日本編
昨日は三枚町から西谷まで歩きました。
途中聴いたのは1907年生まれの平尾喜四男の作品。
1938年に作曲された日本詩曲「砧」である。
彼は慶応大学医学部から文学部独文科に転じ、
卒業後の翌年フランスに渡り、パリのスコラ・カントルムに入り、
その後エコール・セザール・フランスに入り、作曲とフルートを学んだ。
帰国後は、作曲者として活躍し、作品がコンクールに入賞するなどし、
戦後は国立音楽大学の教授を務めた。
今回聴いたCDは山岡重信指揮、読売日本交響楽団の演奏によるもの。
低弦が繰り返すオスティナート風の音型で始まり、
木管楽器や金管楽器がそれにからんでいく。
やがて、トランペットが主題を奏でて、
他の楽器がもう一つの主題を引き継ぎながら進行していく。
謡曲をもとにしているらしくとても日本的な旋律である。
それから金管楽器中心に荒々しい感じの部分になり、
それが終わると木管楽器が主題を奏で、
弦楽器と木管楽器による幻想的な音楽になっていき、
フルートやオーボエが旋律を奏でて美しい。
再びもう一つの主題をさまざまな楽器で奏でたあと、
曲は金管楽器と打楽器により行進曲風になり、
盛り上がりをみせて、金管楽器が主題を繰り返し、
いったん、おだやかになったあと、トランペット独奏が入り、
弦楽器と金管楽器でいったん盛り上ったあと、最後おだやかに終わる。
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