Mars&Jupiter

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エドゥアルド・トゥビンのピアノ小協奏曲を聴く

2013-10-16 06:00:38 | 古典~現代音楽バルト3国編
ここのところウォーキングを休んでいます。
今回取り上げるのは1905年生まれのエストニアの作曲家トゥビンが、
1944年から45年にかけて作曲したピアノ小協奏曲である。
作曲者の略歴は以前触れたので省略する。
今回聴いたCDはローランド・ペンティネンのピアノ、
ネーメ・ヤルヴィ指揮、エーテボリ交響楽団の演奏によるもの。
第一楽章アレグロ・ヴィヴァーチェは、打楽器の刻むリズムに乗って、
ピアノ独奏が軽快でリズミックな旋律を奏でて始まる。
その旋律をもとにピアノ独奏と管弦楽の掛け合いにより展開され、
金管楽器により盛り上がりをみせたあと、
ピアノ独奏と管弦楽の掛け合いが続く中、おだやかな感じになり、
チェロとコントラバスが残り、切れ目なく次の楽章に続く。
第二楽章クワジ・アンダンテは、ロマンティックな感じで、
ピアノ独奏が叙情的な旋律を奏でながらカデンツァ風に始まる。
やがて木管楽器と金管楽器が入り、ピアノ独奏に絡んでいく。
やがて弦楽器が叙情的な旋律を奏で、ピアノ独奏とともに絡んで、
金管楽器も加わり高揚したあと、再びピアノ独奏によるカデンツァとなり、
短いヴァイオリン独奏が入った後、
第一楽章の冒頭にあった打楽器の刻むリズムが現れ、
盛り上ったあと、切れ目なく次の楽章に続く。
第三楽章アレグロ・ジョコーソ、マ、ノン・トロッポは、
ピアノ独奏が明るく軽快な旋律を奏でて始まる。
管弦楽が活躍する部分と、ピアノ独奏が活躍する部分が交互に現れ、
ピアノ独奏と管弦楽によるロマンティックでおだやかな感じの部分が終わると、
打楽器の刻むリズムに続き、管弦楽が軽快な旋律を奏で、
ピアノ独奏がリズミックに絡みながら、情熱的に盛り上がり、
いったん静まったあとピアノ独奏によるカデンツァが入り、
第一楽章の主題の部分が繰り返されて盛り上ったところで終わる。
コメント
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