Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

ギオ・ド・ディジョンの「私は心のなぐさみに(CHANTERAI FOR MON CORAGE)」を聴く

2011-11-06 19:49:55 | 中世・ルネサンス音楽声楽曲・合唱曲編
昨日もウォーキングを休みました。
今回とりあげるのは、1215年から1225年頃にかけて活躍した
ブルゴーニュ出身のトゥルヴェール、ギオ・ド・ディジョンの声楽曲。
「私は心のなぐさみに(CHANTERAI FOR MON CORAGE)」の
作曲されたのは、第5回十字軍の時期の1220年頃と考えられている。
聴いたCDはベッティーナ・ホフマン指揮、モード・アンティクォの演奏。
にぎやかな祭りのような前奏のあと素朴に歌われるその歌は、
十字軍遠征に出かけた男を待つ乙女の気持ちを歌っている。
何が起こるかわからないからこそ、巡礼の者を助けてくださいと神に祈り、
心配に思う乙女の心情が、繰り返されて歌われる。
異国情緒あるメロディが繰り返され、
このCDでは器楽合奏が盛り上げて最後終わる。
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ミヒャエル・プレトリウスの「ムーサエ・シオニアエ」より「いと高き所の神にのみ栄光あれ」を聴く

2011-11-05 20:02:14 | 中世・ルネサンス音楽声楽曲・合唱曲編
昨日は飲み会があり、ウォーキングを休みました。
途中聴いたのは、1571年に生まれたプレトリウスの声楽曲。
「いと高き所の神にのみ栄光あれ」は1607年に作曲された。
モテット集「ムーサエ・シオニアエ」の中の作品である。
聴いたCDは聖アルバン大聖堂及び修道院少年合唱団、
デイヴィッド・マンロウ指揮、ロンドン古楽コンソートの演奏。
金管楽器の響きが華やかさをそえる12声によるポリフォニックな音楽。
それぞれの歌が重なり合いながら、神を讃える歌詞を歌い、
最後も金管楽器が鳴り響き、華やかな中で終わる。
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ミシェル・コレットの4つのチェロのための協奏曲「不死鳥」を聴きながら、大和から二俣川まで歩く

2011-11-04 05:15:13 | バロック音楽器楽曲・室内楽曲編
昨日は久しぶりに大和から二俣川まで歩きました。
途中聴いたのは、1709年に生まれたミシェル・コレットの室内楽曲。
4つのチェロのための協奏曲「不死鳥」は1738年に作曲された。
聴いたCDはM.トゥルニュ、B.エスカフィ、
CL.ブルゴス、C.ロジェのチェロ演奏。
協奏曲とはいえ、4つのチェロだけで演奏している。
第一楽章アレグロは、チェロ同士のいきいきとした合奏で始まり、
それぞれが主旋律と伴奏部分を受け持ち、最後は堂々とした感じで終わる。
第二楽章アダージョは、ゆったりとした旋律で始まる。
歌うような主題が1つのチェロが奏でていき、
他のチェロが伴奏にまわり、優雅な感じであるが、
最後の方は叙情的な旋律が奏でられ、おだやかに終わる。
第三楽章アレグロは、軽快な主題が奏されていく。
いきいきとした感じと優雅さが混じり、
最後はユニゾンで堂々とした感じで終わる。
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フランシスコ・コレーア・デ・アラウホの3つのグローサを聴く

2011-11-03 06:57:58 | バロック音楽器楽曲・室内楽曲編
ここのところ忙しく、昨日もウォーキングを休みました。
今回は3分程度の小品をとりあげておきたい。
聴いたのは、1584年頃生まれたコレーア・デ・アラウホの器楽曲。
オルガン曲の3つのグローサの作曲年代は不詳である。
ここでいうグローサとは変奏の意味である。
聴いたCDはクレメンテ・テルニのオルガン演奏。
おごそかな感じの主題が奏され、いかにも宗教的である。
この主題は、「われらが聖母マリアの無垢懐胎を讃える平旋歌」という
歌のようで、この主題をもとに三つの変奏が展開されていく。
三つの変奏は華やかな感じで曲のしめくくりにふさわしい。
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マルク=アントワーヌ・シャルパンティエの2声のモテットアルマ・レデンプトーリス・マーテルH21を聴く

2011-11-02 05:09:44 | 中世・ルネサンス音楽声楽曲・合唱曲編
昨日も一日忙しく、ウォーキングを休みました。
今回からはバロック音楽などを触れてみたい。
今回取り上げるのは、1643年生まれのシャルパンティエの声楽曲。
アルマ・レデンプトーリス・マーテルH21は、
2声のモテットで、この作品の作曲年代は不詳である。
聴いたCDはジャディス・ネルソンのソプラノ、
ルネ・ヤーコプスのカウンター・テノール、
ウィリアム・クリスティのオルガン、
ヤープ・テル・リンデンのチェロ、
コンラート・ユングヘーネルのテオルボの演奏。
カウンター・テノールに続き、ソプラノが入り、
楽器の伴奏の上で、それぞれが掛け合いながら歌う歌は、
ルネサンス的な華やかさがあり、とても心地よい。
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