た・たむ!

言の葉探しに野に出かけたら
         空のあお葉を牛が食む食む

酷暑のあとで

2013年08月15日 | うた
雨が重い。

暑過ぎた夏を叩きつぶすように街の隅々に降り注ぐ。

執念深く、容赦なく

どこにも二本足で立つものが見当たらないほどに。

雷鳴。

また、雷鳴。

家々は銃殺された罪びとのように沈黙する。

ああ、最近、人間はどんどん小さくなっていくようだ。
コメント
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