山を動かすのは難しいが、人を動かすのはもっと難しい。ようやっと動かしたと思っても、ふらりとまた元に戻ってきたりする。こちらの思惑とは違う方向に行かれたりもする。動いた動いたと本人が言い張るが、実は一向に動いていないこともある。
人を動かすのは難しいが、自分を動かすのはもっと難しい。他人の背中は押せても、自分で自分の背中は押せないからである。それはとても面倒くさいことだからである。世の中を動かすのは大変だが、世の中を動かそうと自分をちょっとでも動かしてみることが実は一番難しい。
雨降りの日に窓を眺めながらそんなことを考えた。