た・たむ!

言の葉探しに野に出かけたら
         空のあお葉を牛が食む食む

是々日々(4)

2017年02月03日 | essay

  人生の選択肢があまりに多くて迷う人がいる。

 人生の選択肢があまりに少なくて迷う人もいる。

 あとで悔やむのはどちらも同じである。

 前者は自分を呪い、

 後者は運命を呪う。

 だが自分も運命もつきつめたらこれまた同じ。

 つまり迷わない人は、その都度その都度、

 自分も運命も受け入れる人ということになろう。

 腰の張りをほぐしながら

 窓に映る夕焼けを眺め

 そんなことを考えた。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする