た・たむ!

言の葉探しに野に出かけたら
         空のあお葉を牛が食む食む

絶後

2005年11月21日 | Weblog
さいころが落ちていた。

殺人現場に死体はなかった。

主人公は影に遮られた月明かり。

さいころが殺人現場に死体はなく落ちていた。

主人公は殺人現場に死体はなく落ちていたさいころを見つめるワタシの影に遮られた月明かり。



ニの目にしたがって二歩あるく。

「そこまでだ、お前にできることは」

焼け爛れた月がしゃべった。

さいころが笑った。
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