peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

タネツケバナ(種漬花) 2009年3月29日

2009年04月03日 | Weblog
一関市街地のタネツケバナ(種漬花)
 2009年3月29日



2009年3月29日(日)、一関市山目の山目中学校入口
の所から蘭梅山の麓にある配志和神社方面に続いてい
る裏道を歩いてみました。宮下町の辺りにある田んぼ
の縁で、タネツケバナ(種漬花)が白い花を沢山
咲かせていました。



一関市東山町のタネツケバナ(種漬花)
2009年3月19日



県道282号(東山薄衣線)一関市川崎町門崎(かんざき):
ここは東山町松川と接している町境





下は妻が子どもの頃通ったという旧県道。
道路沿いを流れる砂鉄川の堤防増強のため、
今は廃道。道の両側には杉の大木があり、
昼なお暗い場所だったという。

上は新県道を薄衣方面に向かって歩いている。



砂鉄川の新堤防内側で、タネツケバナ
(種漬花)が花を咲かせていました。





一関市街地のタネツケバナ(種漬花)
 2006年4月15日



2006年4/15、一関市街地の道路わきにタネツケバナ(種漬花)
が花をつけていました。どこにでもあると思って
いましたが、その後は見つけていません。環境が
良かったのでしょうか!?





タネツケバナ(種漬花)アブラナ科 タネツケバナ属
 Cardamine flexuosa
田んぼや小川のあぜ、水辺、畑、道ばたなどに生
える越年草(ときに1年草)。高さは10~30cmにな
り、直立して根元から枝を分ける。茎の下部は暗
紫色を帯びるものが多い。

葉は互生し、基部まで羽状に切れ込んでいる。花
期は3~5月。総状花序を出し、白色で小形の十字状
花を10~20個開く。花弁は長さ3~4mm。
果実は長さ2cmほどの細い円柱形で、熟すと2つに
割れてそり返り、種子をはじき飛ばす。

和名は苗代に蒔く種もみを水に漬ける頃花が咲く
ことからついたという。 分布:北海道~九州

大木囲(だいぎがこい)貝塚のタネツケバナ(種漬花)

2009年04月03日 | Weblog
大木囲(だいぎがこい)貝塚のタネツケバナ(種漬花)
 2007年3月14日




2007年3/14(水)、埴輪(はにわ)や貝塚、古墳などが大好きな
妻にせがまれて、宮城県宮城郡七ケ浜町にある「大木囲(だいぎ
がこい)貝塚・七ケ浜町歴史資料館」と仙台市太白区長町南4丁
目3-1にある「仙台市富沢遺跡保存館・地底の森ミュージアム」
にマイカーで行ってきました。
東北自動車道の一関I.C.から入り、途中「長者原S・A」でトイ
レ休憩したのですが、まわりには積雪が沢山ありました。


高速道路の脇にあった積雪も宮城県の「古川I.C.」辺りから
見られなくなっていました。「大和(たいわ)I.C.」で下りた
のですが、そもそも雪が降らなかったのではないかと思いました。






「大木囲(だいぎがこい)貝塚」のすぐそばにある「七ケ浜町
歴史資料館」(七ケ浜町境山2丁目1-12)の庭では、サザンカ
が咲いていました。タンポポも咲いていました。





広大な貝塚の一角や資料館の庭に群生した4~5cmほどの
タネツケバナ(種漬花)



タネツケバナ(種漬花)アブラナ科 タネツケバナ属
 Cardamine flexuosa
水田や小川の畦、畑、道ばたなどに生える2年草(越年草)
ときに1年草。高さは10~30cmになり、茎の下部は暗紫色を
帯びるものが多い。

葉は互生し、基部まで羽状に切れ込んでいる。花期は3~5月。
花は白色で、花弁は長さ3~4mm。果実は長さ2cmほどの細い円
柱形で、熟すと2つに割れてそり返り、種子をはじき飛ばす。
干した種子を煎じて飲むと喘息の呼吸困難に効くといわれてい
る。

和名は、田植えの準備に種もみを水に漬ける頃花が咲くこと
からこの名がついたという。分布:北海道~九州

椿「数寄屋侘助(すきやわびすけ)」 2009年3月11日

2009年04月03日 | Weblog
大船渡市立末崎中学校の椿
「数寄屋侘助(すきやわびすけ)」2009年3月11日






2009年3月11日(水)、大船渡市立末崎中学校(大船渡市
末崎町字平林72-13)の校庭側に植えられた数寄屋侘助
(すきやわびすけ)
と思われる椿が花を咲かせていました。








椿「数寄屋侘助(すきやわびすけ)」
ツバキ科 ツバキ(カメリア)属
Camellia japonica×wabisuke 'Sukiyawabisuke'
「数寄屋」と同じ。ワビスケの花は完全には開き
きらず、半開きのまま。
この品種は江戸時代、スキヤ(数寄屋)と呼ばれて
いたもの。
極淡桃色、一重の猪口(ラッパ咲き)、侘芯、小輪。
12~3月咲き。葉は長楕円、小~中形。
ワビスケ系ツバキについて
日本では古くから栽培されてきた雄しべが退化し
た品種の総称で、近年品種数が増えています。
このグループには、
 ①ヤブツバキ系から突然変異で雄しべが退化した
  品種群、
 ②日本で古くから栽培されてきたウラクツバキ(
  品種名・太郎冠者)と、その実生やその後代
の2系統が存在するということが明らかとなりました。
ウラクツバキは日本原産ではなく中国産ツバキの一
系統と考えられています。開花期には品種差があり
ますが、多くは晩秋から咲き始めます。
[NHK出版発行「NHK趣味の園芸~よくわかる栽培12か
月 ツバキ、サザンカ」(桐野秋豊、箱田直紀・著)
”園芸品種の由来と系統”より]

椿「数奇屋(すきや)」

2009年04月03日 | Weblog
「世界の椿館・碁石」のツバキ(椿)「数奇屋(すきや)」
 2008年1月17日







2008年1月17日(木)、大船渡市末崎町字大浜にある「世界の椿館・
碁石」の大温室の中の「わびさび(茶花椿)」コーナーに置かれた鉢
植えの「数奇屋(すきや)」という名の椿が花を咲かせていました。
名札には「数奇屋(すきや)花期:12~3月、花色:極淡桃色、花形
:一重、猪口咲き、産地:東京・埼玉」と書かれていました。







椿「数奇屋(すきや)」ツバキ科 ツバキ属
誠文堂新光社発行「日本ツバキ・サザンカ名鑑」(日本ツバキ協会・編)
には、下記の通り記載されています。
 数奇屋(すきや)Sukiya 江戸 [花]淡桃地に淡紅のぼかしが入る
一重、猪口咲き、侘芯、小輪、12~3月咲き。[葉]長楕円、小~中形。
[樹]立性。[来歴]現在の数奇屋は1879年の「伊藤椿花集」に始まり、
それ以前の文献「本草花蒔絵・椿之部」(1739)は現在の初雁を指す
ことがわかった。