peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

エイザンスミレ(叡山菫)/エゾスミレ(蝦夷菫) 2009年4月24日

2009年04月24日 | Weblog
北上市国見山のエイザンスミレ(叡山菫)
/エゾスミレ(蝦夷菫) 2009年4月24日








2009年4月24日(金)、北上市の極楽寺がある国見山に
行ってきました。 エイザンスミレ(叡山菫)/エゾスミレ(蝦夷菫)
を見に行ったのですが、昨年も見た「国見山裏山道上り坂
付近で見つけました。






エイザンスミレ(叡山菫)/エゾスミレ(蝦夷菫)
スミレ科 スミレ属 Viola eizanensis
青森県から九州の霧島山まで分布し、どちらかというと
太平洋側の低山に多いとのこと。日陰を好み、杉林の下
でも少し光が入ればよく花をつけるという。
また、細かい土砂が少しずつ崩れるような急斜面にも多
く、そういう場所ではかなり日当たりのよい所でも見かけ
る。

葉だけ見ると、これでもスミレかと思うほど葉が深く裂
けている種類である。このほか、日本にはヒゴスミレ、ナ
ンザンスミレ、大陸に歯マンシュウスミレ、コマスミレな
ど、裂けた葉をもつ仲間がある。その中でエイザンスミレ
は最も普通に見られる日本特産のスミレである。
和名は、比叡山(ひえいざん)で見つかったことによる
が、エゾスミレ(蝦夷菫)の別名もある。但し、北海道には
自生しないとのこと。

草丈は5~15㎝。葉の裂け方は深く3裂するのが基本で、そ
れがさらに裂けて一見5小葉に見えるものもある。しかし、
ヒゴスミレのように基部から5裂することはなく、また広げ
てもヒゴスミレのように五角形になることはない。

花期は4月上旬~5月中旬。花期の葉は長さ5~9㎝。花の後
は10~15㎝と見違えるほど大きくなり、裂片も広くなって、
普通完全に3裂する。花は直径2~2.5㎝。淡紅紫色が普通だ
が、紅色の強いもの、紅色の筋が入るもの、白に近いものと
変化がある。花弁の縁は波打っているものが多い。側弁の基
部は有毛。萼片は細長く、付属体の切れ込みが目立つ。花は
香りのよいものが多い。

 分布:本州、四国、九州。
白花品をシロバナエゾスミレ(白花蝦夷菫)f.candidaという。

エイザンスミレ(叡山菫)/エゾスミレ(蝦夷菫)

2009年04月24日 | Weblog
北上市国見山のエイザンスミレ(叡山菫)
2008年4月13日








2008年4月13日(日)、エイザンスミレ(叡山菫)を探しに北上市稲瀬町
にある国見山に行きました。極楽寺前の無料休憩所&トイレの駐車場に車
を置いて(ここの桜は、蕾がだいぶ膨らんでいましたが、まだ開花してい
ませんでした。)「国見山裏山通登り口」から登ってみました。(2006年
4月22日に行ったときは、西行法師歌碑がある方から歩きました。)

この道は、鉄の鎖がつけてある急な坂道を登るコースで(坂の名前は
「観○坂」で○の部分の字は読めませんでした。)上まで上ると平和
大観音や大悲閣展望台方面に行く道と珊瑚岳方面に行く道の分岐点に
到着します。ここから平和大観音までは30mぐらいしかありませんで
した。


道の両側の所々に、観音石像が建てられており、三十三観音あるそ
うです。









この日、はじめて見つけたの蕾をつけたエイザンスミレ(叡山菫)。
山道の真ん中に生えていました。一つ見つけたら次々に目に入るよう
になりました。











北上市国見山のエイザンスミレ(叡山菫)
 2006年4月22日






きょう(4/22)、「エイザンスミレ(叡山菫)」が見たくて、北上市
に用事があったこともあり、前に見たことのある北上市稲瀬町にある
国見山に行ってみました。
極楽寺の前の無料駐車場に車を置いて、市立公園展勝地や市立博物館、
みちのく民族村の方向目指して進みました。
前に見たことのある辺りを探してようやく花を咲かせているエイザン
スミレ(叡山菫)を見つけ出すことができました。









エイザンスミレ(叡山菫)/エゾスミレ(蝦夷菫)
スミレ科 スミレ属 Viola eizanensis
沢沿いの道ばたや斜面など、日陰のやや湿ったところに多い。葉は柄
があり掌状。3つに切れ込み、小葉はさらに細かく切れ込んでいる。よ
く似た「ヒゴスミレ(肥後菫)」は葉の切れ込みがさらに細かいので
区別できる。

花の後の葉は大きく、幅の広い3小葉に分かれている。花期は3~4月。
花は直径2cm内外で、淡紅紫色が多いが、紅色から白色まであり、芳香
をもつものもあるという。「エゾスミレ(蝦夷菫)」と呼ばれること
もあるが、北海道にはないとのこと。分布:本州~九州