peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市博物館のサンシュユ(山茱萸)

2010年04月05日 | 植物図鑑

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2010年4月4日(日)、朝から良い天気だったので、妻と一関市厳美町真湯の「巨木の森」まで行ってきました。途中の厳美町沖野々にある一関市博物館の庭に植えられているサンシュユ(山茱萸)が花を咲かせているのではないかと思って立ち寄ったら、明日にも咲き出すほど蕾が膨らんでいました。

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サンシュユ(山茱萸) ミズキ科 ミズキ属 Cornus officinalis

朝鮮、中国原産の落葉小高木。日本には江戸時代中期に薬用植物として入ってきたが、現在は花木として植えられていることが多い。樹皮は灰褐色で鱗片状にはがれる。葉は対生し、長さ4~10cmの卵形または楕円形で、裏面の主脈の基部には褐色の毛が多い。花期は3~4月。葉が出る前に小さな黄色の花が密に集まってつく。果実は長さ1.5cmほどの楕円形で赤く熟す。乾燥した果実を漢方薬や薬用酒などにする。早春に黄色の花が咲くので「ハルコガネバナ(春黄金花)」とも呼ばれる。[以上、山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/5277d855098807261111d8c0d3653afa [サンシュユの実]


のキクザキイチゲ(菊咲一華)

2010年04月05日 | 植物図鑑

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2010年4月4日(日)朝から天気が良かったので、国道342号(一関~秋田)線を通り、真湯(ゲート)まで行ってきました。ゲート付近の「巨木の森」は、まだ一面雪におおわれていました。真湯から先は「冬季閉鎖」のため行かれませんが、雪が消えた後でも道路が崩れ落ちていたりして車は当分の間通れそうにありません。2008年6月14日に発生した最大震度6強の岩手・宮城内陸地震で大きな被害を受けた矢櫃(やびつ)ダム付近は、復旧工事が進んで通行可能になっていましたが、私はこの日初めて通り(往復)ました。

http://tanoya.mo-blog.jp/tabibito/2009/03/post_8b78.html [岩手の旅人:復興進む矢櫃ダム付近]

この「矢びつダム」の上流300mぐらいの所にある国道342号線沿いの山の斜面に生えているキクザキイチゲ(菊咲一華)が、今年も花を咲かせていました。

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キクザキイチゲ(菊咲一華) キンポウゲ科 イチリンソウ(アネモネ)属 Anemone pseudo-altaica

落葉樹林の下や林縁に生える多年草。早春に花が咲き、初夏には姿を消すスプリング・エフェメラルのひとつ。高さは10~30cmになる。茎には3出複葉が3個輪生し、小葉は羽状に深く切れ込む。根もとの葉は2回3出複葉。花期は3~5月。茎の先に直径3cmほどの花を1個上向きに開く。花は淡紫色、青紫色、ピンク、白など変化が多い。イチリンソウ属の花で花弁のように見えるのは萼片で、花弁はない。キクザキイチゲの花には8~13枚の萼片があり、花柄には白い毛がある。和名は、茎の先に菊に似た花が1個つくことによる。「キクザキイチリンソウ(菊咲一輪草)」ともいう。分布:北海道、本州、(近畿地方以北)。[以上、山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]