peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市幸町のヒアシンス

2010年04月20日 | 植物図鑑

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2010年4月20日(火)、山目公民館(一関市青葉2丁目)で開かれる文章の会に妻が参加している間、山目小学校がある辺り(一関市幸町)の民家の庭などを見て歩きました。何軒かの民家の庭に植えられたヒアシンスが花を咲かせていました。

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(上と下) ヒアシンス 'レディー・ダービー' Hyacinthus orientalis cv.Lady Derby

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(上と下) ヒアシンス ’カーネギー’ Hyacinthus orientalis cv.Carnegie

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(上と下) ヒアシンス ’ヤン・ボス’ Hyacinthus orientalis cv.Jan Bos

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(上と下)ヒアシンス ’レディ・ダービー’Hyacithus orientalis cv.Lady Derby

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ヒアシンス ’デルフト・ブルー’ Hyacinthus orientalis cv.Delft Blue

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ユリ科 ヒアシンス属 Hyacinthus:地中海沿岸からアフリカなどを中心に、西から中央アジアに約3種が分布する。ムスカリ属Muscariの花が球形で先端がつぼんでいるのに対し、本属は釣鐘状または漏斗状であり、シラー属Scillaの花被片が互いに分離しているのに対し、本属は基部が合着している。

ヒアシンス Hyacinthus orientalis:地中海沿岸地域に分布する耐寒性の球根性多年草。主にオランダで改良された球根草花。本属中で、本種のみが園芸化されている。鱗茎から春に肉質の葉を4~6出し、その中心から太い花茎を出し、多数の花による総状花序をつける。花は直径2~3cmで、芳香がある。

原種の花色は青紫色で、園芸品種にはさらに紅(赤)、桃(ピンク)、白、淡黄色、紫があり、早生種に”デルフト・ブルーcv.Delft Blue”、”ヤン・ボスcv.Jan Bos”、中生種に”レディー・ダービーcv.Lady Derby”、晩生種に”カーネギーcv.Carnegie”、”シティー・オブ・ハーレムcv.City of Haarlem”などがある。

栽培:石灰などで土壌を中性にして有機質を多く入れ、排水、日当たりのよい場所で栽培する。鉢植え、水栽培では、十分低温を与えないと、花茎はうまく伸びない。繁殖は自然分球による。花期:4月。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」&同「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]


北上市国見山のヒメアオキ(姫青木)

2010年04月20日 | 植物図鑑

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2010年4月18日(日)、北上市稲瀬町にある国見山(標高244m)に行きました。極楽寺前の駐車場に車を停め、「国見山裏山道登り口」を登って行くと所々に石の観音像があり、カタクリやキクザキイチゲ、ニリンソウなどが咲いていました。また、赤い実をつけたヒメアオキ(姫青木)もありました。

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ヒメアオキ(姫青木) ミズキ科 アオキ属 Aucuba japonica var.borealis

山地の林下に普通に生え、庭木としてもよく植えられている常緑低木のアオキ(青木)の変種。普通のアオキは高さ1~2mになるが、ヒメアオキは50~100cmぐらいにしかならない雌雄別株の常緑低木。母種のアオキは暖地性だが、ヒメアオキは多雪地の日本海沿岸に多い冷温帯性の植物である。ヒメアオキはアオキに比べて成形、葉とも小型で葉柄、葉の裏面脈上、若い枝などに微毛がある。茎は根元から斜め上に伸び、緑色。葉は柄があり互生する。花は4~5月に開き、雄花序は大きく、雌花序は小さい。花弁は紫褐色で4枚。果実は楕円形で赤く熟す。分布:北海道の南部から本州の主として日本海沿岸に分布する。岩手県では奥羽山脈、北上高地の北部の日本海型のブナ林(ブナーチシマザサ群落)の林床に普通に生育する。[岩手日報社発行「カラー百科シリーズ10・岩手の樹木百科」ほかより]