2010年4月20日(火)、山目公民館(一関市青葉2丁目)で開かれる文章の会に妻が参加している間、山目小学校がある辺り(一関市幸町)の民家の庭などを見て歩きました。何軒かの民家の庭に植えられたヒアシンスが花を咲かせていました。
(上と下) ヒアシンス 'レディー・ダービー' Hyacinthus orientalis cv.Lady Derby
(上と下) ヒアシンス ’カーネギー’ Hyacinthus orientalis cv.Carnegie
(上と下) ヒアシンス ’ヤン・ボス’ Hyacinthus orientalis cv.Jan Bos
(上と下)ヒアシンス ’レディ・ダービー’Hyacithus orientalis cv.Lady Derby
ヒアシンス ’デルフト・ブルー’ Hyacinthus orientalis cv.Delft Blue
ユリ科 ヒアシンス属 Hyacinthus:地中海沿岸からアフリカなどを中心に、西から中央アジアに約3種が分布する。ムスカリ属Muscariの花が球形で先端がつぼんでいるのに対し、本属は釣鐘状または漏斗状であり、シラー属Scillaの花被片が互いに分離しているのに対し、本属は基部が合着している。
ヒアシンス Hyacinthus orientalis:地中海沿岸地域に分布する耐寒性の球根性多年草。主にオランダで改良された球根草花。本属中で、本種のみが園芸化されている。鱗茎から春に肉質の葉を4~6出し、その中心から太い花茎を出し、多数の花による総状花序をつける。花は直径2~3cmで、芳香がある。
原種の花色は青紫色で、園芸品種にはさらに紅(赤)、桃(ピンク)、白、淡黄色、紫があり、早生種に”デルフト・ブルーcv.Delft Blue”、”ヤン・ボスcv.Jan Bos”、中生種に”レディー・ダービーcv.Lady Derby”、晩生種に”カーネギーcv.Carnegie”、”シティー・オブ・ハーレムcv.City of Haarlem”などがある。
栽培:石灰などで土壌を中性にして有機質を多く入れ、排水、日当たりのよい場所で栽培する。鉢植え、水栽培では、十分低温を与えないと、花茎はうまく伸びない。繁殖は自然分球による。花期:4月。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」&同「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]