(上)一関市役所千厩支所(裏側)、(下)一関市役所千厩支所(表側)
2010年4月8日(木)、一関市役所千厩支所(千厩町千厩字北方171)の裏側の畑の土手に生えている梅の木(白梅)が、今を盛りと花を咲かせていました。早咲きの白梅(ウメ)と比べると1カ月ほども遅い満開です。
ウメ(白梅) バラ科 サクラ属 Prunus mume
落葉高木。清楚に気品高く、一輪一輪くっきりと輪郭をきわ立たせて咲く、早春の代名詞ともいえる花。香りや、屈曲する幹から真っ直ぐに伸びる若枝の姿も見どころとなる。花期は2~3月。葉よりも早く、前年の春に伸びた緑色の若枝に、花径2.5cmの5弁または八重の花を1~3個ずつつける。花色は本来は白だが、紅、淡紅もある。6月には直径2~3cmの、ほぼ球形の果実が黄色に熟す。樹高は5~10m、幹は直径60cmにもなる。中国から渡来したのは古く、万葉のころから観賞用として植栽されていた。江戸期には果樹としても広範囲に普及し、観賞用、果樹用も含め、多くの園芸品種が作られた。これらの品種群は、本来の野生種に近い形質が残っている野梅性、アンズとの雑種と考えられる豊後性、それよりもアンズに近い性質の杏性、花の紅白に関係なく幹や枝の芯が紅色を帯びる紅梅性に分けられる。これに枝垂れ、葉変わり、錦性、すじ入りなどを加え、花木約200品種、果樹20品種がある。別名:コウブンボク(好文木)、ムメ(古名)、花の兄。[講談社発行、長岡 求・監修「野の花・街の花」より]