2010年4月20日(火)、一関信用金庫本店(一関市幸町5-5)前を走る国道284号線は、幸町歩道橋の所で黒沢橋方面へ直角に曲がっていますが、この道と国道342号線と国道4号線に囲まれた所に「十二神」という地区があります。この辺りまで来ると、田んぼや畑がまだ残っています。農家と思われる民家の道路わきの庭に植えられたヒュウガミズキ(日向水木)が、淡黄色の花を沢山咲かせていました。
ヒュウガミズキ(日向水木) マンサク科 トサミズキ属 Corylopsis pauciflora
分布は比較的限られているが、庭木として広く植えられている落葉低木。根もとからよく枝分かれして、高さ2~3mになる。葉は互生し、長さ2~5cmの卵円形で縁には波状の鋸歯がある。基部はややハート形。裏面は有毛。3~4月、葉が開く前に長さ1~2cmの短い穂状花序に黄色の花が1~3個咲く。花弁は5個で長さ8~9mmの倒卵状楕円形。雄しべは花弁より少し短い。葯は黄赤(橙)色。蒴果はトサミズキより小さい。用途:庭木、公園樹、盆栽、花材。分布:本州(石川、福井、岐阜、兵庫県、京都府)、四国(高知県)、九州(宮崎県)、台湾。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」&同「山渓ポケット図鑑1・春の花」