2010年4月24日(土)、花巻市博物館(花巻市高松第26地割8番地1)のすぐ前を走る国道456号線を挟んですぐ前にある胡四王山に登ってきました。山頂にある胡四王神社の北側の表参道脇でショウジョウバカマ(猩々袴)が花を咲かせていました。
胡四王神社案内:御祭神 大己貴命(おおなむちのみこと)、
少彦名命(すくなひこのみこと)
御由緒:大同2年(807)坂上田村麿東征の折、宿営し、将兵の武運長久、無病息災祈願のため、自ら兜の中心に納めてあった薬師如来を祀り創建された。稗貫氏時代には医王山胡四王寺(天台宗)として末寺18ケ寺を数える全盛時代を成した。天文年間に火災に遭い一時衰微したが、南部藩に引き継がれてからは、社領を受け、祭礼には代参を遣わすなど、南部藩の祈願所として地域の信仰を集めて栄えた。
文化15年(1804)別当杉山丹後藤原道春が神道祀官となってから、薬師如来を、医薬の神・国土開発の神である「大己貴命」「少彦名命」に代え、村名を冠して矢沢神社とした。明治6年郷社に列す。 町村合併で市制が施行された昭和29年、胡四王神社と改称し今日に至る。祭典日(略)
http://www.ihatov.cc/mount/02_.htm [胡四王山]
ショウジョウバカマ(猩々袴) ユリ科 ショウジョウバカマ属 Heloniopsis orientalis
赤い花を猩々に、地面に広がった葉を袴に見立ててこの名がついたという。平地から高山まで見られ、やや湿った所に生える常緑の多年草。高さは10~30cmになる。葉はロゼット状に多数つき、長さ7~20cmの長楕円形で、やや厚くて光沢がある。花期は4~5月。花の色は淡紅色から濃紅紫色まで変化が多く、白色のものもある。花が終わると花茎は高さ50cmほどに伸び、緑色に変わった花が果期まで残る。分布:北海道~九州。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]