peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市幸町のトサミズキ(土佐水木)

2010年04月21日 | 植物図鑑

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2010年4月20日(火)、一関市立山目小学校(一関市幸町2-47)の傍に植えられているトサミズキ(土佐水木)が、淡黄色の花を沢山咲かせていました。この小学校は、国道284号線が角状に曲がっている内側にあり、幸町の大部分を占めています。

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トサミズキ(土佐水木) マンサク科 トサミズキ属 Corylopsis spicata

高知県の蛇紋岩地帯や石灰岩地などに自生し、高さ2~4mになる落葉低木。葉は互生し、長さ5~10cmの倒卵状円形で、基部は心形。縁には波状の鋸歯がある。葉の裏や葉柄、花軸、萼、蒴果には毛が多い。3~4月、葉に先立って穂状花序を垂らし、淡黄色の花を7~8個開く。花弁は5個で長さ7mmのへら形。雄しべは5個で花弁より短い。葯は帯紅色。蒴果は熟すと2裂し、狭楕円形で光沢のある黒い種子を4個出す。用途:庭木、盆栽、花材。分布:四国(高知県)。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]


一関市幸町のスイセン「ナルシッサス・バルボコディウム」

2010年04月21日 | インポート

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2010年4月20日(火)、一関市立山目小学校(一関市幸町    )付近の民家の庭に植えられた珍しいスイセン(水仙)「ナルシッサス・バルボコディウム(ナルキッスス・バルボコジウム)」が花を咲かせていました。

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スイセン「ナルシッサス・バルボコディウム」 ヒガンバナ科 スイセン(ナルシッサス)属 Narcissus bulbocodium(図鑑によっては、「ナルキッスス・バルボコジウム」と表記する。 )

高さ10~15cmほどのミニ水仙。花の形から「ペチコート水仙」とも呼ばれているようです。

http://iyashi.midb.jp/detail/5100 [ナルシッサス・バルボコディウム/癒し憩い画像データベース]

http://aquiya.skr.jp/zukan/Narcissus_bulbocodium.html [草木図譜:ナルキッスス・ブルボコディウム(ペチコートスイセン)]

http://ohana2005.fc2web.com/sikinohana_suisen.html [ちょっと!写真を撮りに”水仙の花特集”]

スイセン(ナルシッサス)属 Narcissus:は、スペイン、ポルトガル、地中海沿岸、北アフリカに約50種分布する耐寒性の球根植物。1959年イギリス王立園芸協会はスイセンの園芸分類を行い、1969年に修正されて現在、以下の分類体系が用いられている。切花、鉢物、花壇用に使用される。

スイセンの園芸分類

1.ラッパズイセン(1茎1花で、副花冠が花被片と同長かそれより長いもの)。

2.大杯スイセン(1茎1花で、副花冠が花被片の3分の1以上で花被片より短いもの)。

3.小杯スイセン(1茎1花で、副花冠が長くても花被片の3分の1あるもの)。

4.八重咲きスイセン(あらゆる系統の八重咲きのもの)。

5.トリアンドラス・スイセン N.triandrus(以下、5.~9.までは種の特徴を中心としたもの)。

6.シクラミネウス・スイセン N.cyclamineus

7.ジョンキラ・スイセンN.jonquilla

8.フサザキスイセン

9.クチベニズイセンN.poeticus

10.野生種

スプリットコロナ・スイセン(副花冠が3分の1以上裂けるもの)。

以上のどこにも入らないもの。

ナルシッサス・バルボコディウム(ナルキッスス・バルボコジウム)は、野生種に属するスイセンである。


一関市幸町のハナニラ(花韮)

2010年04月21日 | 植物図鑑

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2010年4月20日(火)、一関信用金庫本店(一関市幸町5-5)に隣接する農家の庭に植えられたハナニラ(花韮)が、星形で藤青色の花を沢山咲かせていました。この画像のハナニラは、’ウイズレー・ブルーcv.Wisley Blue'と思われます。

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ハナニラ(花韮) ユリ(ヒガンバナ)科 ハナニラ(イフェイオン)属 Ipheion uniflorum

メキシコからアルゼンチンにかけて分布する南米原産の多年草。日本では鉄道や川の土手、市街地の空き地、道端などに野生化しているものもある。地下に卵形の小さな球根[鱗茎]があり、広線形で灰緑色の葉を4~5枚根生する。全草にニラ(ネギ)のような臭気がある。晩春には枯れ、夏は球根だけで夏越しをして、初冬になると葉を展開する。花茎は茎葉をつけず、1まれに2花をつける。花色は白に近いものから、ウイズレー・ブルーcv.Wisley Blueのようにやや淡紫(藤青)色を帯びるもの、青紫色のものなどがある。花径は5cm、内側に3枚、外側に3枚、計6枚の花びらがあり、背後の基部で1つにつながっている。雄しべが6つ、雌しべが1つ。花茎の途中に2枚の苞がある。和名は、全草にニラ(韮)の匂いがして、秋咲きのニラの花よりも大きくて美しいことによる。アマナに似ているのでセイヨウアマナとも呼ばれる。アマナの花には紅紫色のすじがある。栽培:耐寒性が強く、普通の日当たりのよい所では栽培容易である。秋植え。数年おきに植え替えればよい。繁殖は分球と実生による。花期:3~4月。[山と渓谷社発行「山渓名前図鑑・野草の名前(春)」&同「山渓カラー名鑑・園芸植物」より