一関市東山町長坂のラッパズイセン(喇叭水仙) 2010年4月9日(金)
一関市東山町長坂字東本町の山谷川沿いにある民家の前の畑に植えられたラッパズイセン(喇叭水仙)が沢山花を咲かせていました。蕾がまだ沢山あり、まだまだ咲き続けるように見えました。
(上)東山町長坂字東本町地区
(上)猿沢川10年ほど前,集中豪雨により、この川や下流の砂鉄川が氾濫して、付近の多くの家が床上浸水したことがある。
一関市千厩町千厩のラッパズイセン(喇叭水仙) 2010年4月8日(木)
一関市千厩町千厩字北方にある岩手県千厩合同庁舎周辺に植えられたラッパズイセン(喇叭水仙)が咲き始めていました。また、千厩図書館の前庭に植えられた水仙は蕾が大きく膨らんでいました。一関地方の水仙はこれから本番を迎えるようです。
ラッパズイセン(喇叭水仙) ヒガンバナ科 スイセン(ナルキッスス)属 Narcissus pseudo-narcissus
スイセン(水仙)の仲間は中近東か地中海沿岸原産の多年草で、中国原産ではない。大昔、原産地からシルクロードを通って中国へ渡来した。中国の古代では、水辺で育つ清楚なこの草を「水の仙人」とした。この草が広まっていくにつれて、「水の仙人」から「水仙」になった。この水仙は、南宋の頃に、日本の修業僧が持ち帰ったと思う。日本では鎌倉時代であった。そして中国名の「水仙」を音読みにした「スイセン」の名前が広まった。日本では、暖地の海岸に広く野生化しており、園芸品種も多数育成されている。花びらは6枚、中央の黄色い筒は副花冠。地下の球根[鱗茎]から、帯状の葉を4から6枚伸ばす。葉先は鈍い。晩春には地上部は枯れ、球根だけ越夏する。
ラッパズイセンは花の中心の副花冠が長く、ラッパ状になっているのが特徴。花は花茎の先に1個つく。花弁は黄色のものが多く、副花冠は黄色、オレンジ、白などがある。[山と渓谷社発行「山渓名前図鑑・野草の名前(秋冬)」&同「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]