2010年4月9日(金)、一関市東山町長坂字西本町の東山ふるさとセンターのすぐ隣にある民家の庭に植えられているベニバナミツマタ(紅花三椏・紅花三叉)が濃いオレンジ色の花を咲かせ始めていました。まだ盛りにはなっていないようで、蕾が沢山ありました。
ベニバナミツマタ(紅花三椏・紅花三叉) ジンチョウゲ科 ミツマタ(エッジワーシア)属 Edgeworthia chrysantha
中国原産の落葉低木で、細い枝先が三つ叉に分かれる特性がある。日本には室町時代に渡来し、樹皮が主に和紙や紙幣の原料用に栽培されているが、世界各地で観賞用の花木としても植えられている。高さ約2mの半球形の樹形を作る。花芽は秋につき、寒中から蕾が見られるが、開花は3~4月。蕾は白毛に包まれており、枝先から房になって垂れ下がっている。葉が芽吹く前に、丸く集まった30~50個の小花が1つまた1つと花開いて樹形を覆う。小花は内側が鮮黄色(園芸品種は濃いオレンジ色=赤)、外側は白色で、長さ8~15mm。ともに地味であるが開花期間が長く、庭園花木として人気がある。葉は長楕円形、全縁。園芸品種に「ルブラcv.Rubra」がある。栽培:強健なため容易。繁殖は挿木、接木。[講談社発行「野の花・街の花(長岡 求監修)」ほかより]