peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市東山町のベニバナミツマタ(紅花三椏・紅花三叉)

2010年04月15日 | 植物図鑑

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2010年4月9日(金)、一関市東山町長坂字西本町の東山ふるさとセンターのすぐ隣にある民家の庭に植えられているベニバナミツマタ(紅花三椏・紅花三叉)が濃いオレンジ色の花を咲かせ始めていました。まだ盛りにはなっていないようで、蕾が沢山ありました。

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ベニバナミツマタ(紅花三椏・紅花三叉) ジンチョウゲ科 ミツマタ(エッジワーシア)属 Edgeworthia chrysantha

中国原産の落葉低木で、細い枝先が三つ叉に分かれる特性がある。日本には室町時代に渡来し、樹皮が主に和紙や紙幣の原料用に栽培されているが、世界各地で観賞用の花木としても植えられている。高さ約2mの半球形の樹形を作る。花芽は秋につき、寒中から蕾が見られるが、開花は3~4月。蕾は白毛に包まれており、枝先から房になって垂れ下がっている。葉が芽吹く前に、丸く集まった30~50個の小花が1つまた1つと花開いて樹形を覆う。小花は内側が鮮黄色(園芸品種は濃いオレンジ色=赤)、外側は白色で、長さ8~15mm。ともに地味であるが開花期間が長く、庭園花木として人気がある。葉は長楕円形、全縁。園芸品種に「ルブラcv.Rubra」がある。栽培:強健なため容易。繁殖は挿木、接木。[講談社発行「野の花・街の花(長岡 求監修)」ほかより]


一関市のジンチョウゲ(沈丁花)

2010年04月15日 | 植物図鑑

一関市東山町長坂字西本町   2010年4月9日(金)

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2010年4月9日(金)、一関市東山町長坂字西本町の一関市役所東山支所近くの民家の庭に植えられたジンチョウゲ(沈丁花)が、強い芳香を辺りに漂わせ上がら花を咲かせていました。

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一関市千厩町千厩字北方   2010年4月8日(木)

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2010年4月8日(木)。一関市千厩町千厩字北方の岩手県合同庁舎近くの民家の庭に植えられているジンチョウゲ(沈丁花)が花を咲かせていました。

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ジンチョウゲ(沈丁花) ジンチョウゲ科 ジンチョウゲ(ダフネ)属 Daphne odora

中国原産の常緑低木で、庭や公園、グリーンベルトなどにもよく植えられている。別名:チョウジグサ(丁子草)。高さ1~1.5m。基部から密に分枝して形のよい球形の樹形になる。樹皮は暗褐色で非常に強い。葉は互生し、長さ5~10cmの倒披針形で縁は全縁。厚い革質で光沢がある。日本には室町時代以前に渡来した。

2~4月、前年の枝先に10~20個ほどの花を頭状につける。花には花弁はない。萼は肉質の筒形で長さ8mmほどの先が4裂して広がり、花弁のように見える。外側は紅紫色で無毛。内側は白色。雄しべは8個あり、萼筒の上部に4個ずつ上下2段につく。雌雄別株。日本には雄株が多いが、まれに果実をつける株がある。果実は直径約1cmの楕円形で赤く熟す。挿木で簡単に殖やせる。甘く濃厚な香りを辺りに漂わせるので、中国名は瑞香。和名は花の香りをジンコウ(沈香)とチョウジ(丁子)の香りにたとえたもの。

園芸品種には白(シロバナジンチョウゲcv.Alba)や淡紅色の花もあり、斑入りの葉(葉の縁に白~黄色の不規則な覆輪が入る)のフクリンジンチョウゲcv.Marginataもある。用途:庭木、公園樹、鉢植え。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」&同「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]