2010年12月11日(土)、世界の椿館・碁石(大船渡市末崎町字大浜280番地)の大温室内には、ツバキ(椿)のほかにも植物が展示されています。この日はハナキリンを見つけました。花びらのように見えるのは花ではなく苞葉とのことです。
トウダイグサ科 ユーフォルビア(トウダイグサ)属 Euphorbia:ほぼ全世界に約20000種が分布する大きな属で、落葉、常緑性の1~2年草、多年草、低木、高木などがあり、多くの多肉植物を含め、形態の変化が非常に大きい属である。熱帯、亜熱帯に多く分布するが日本にも自生がある。そのうち、南アフリカ、マダガスカルが代表的な自生地である多肉種はその数500種近くに及び、園芸上大きな一群をなしている。本属の植物は、茎、葉などに傷をつけると白い乳液を出すことが特徴で、有毒なものが多い。耐寒性のない種類が多いため日本では草本州種を花壇に植え、常緑低木のポインセチアなどは鉢植えにされる。
ハナキリン(花麒麟) / ユーフォルビア・ミリイ トウダイグサ科 ユーフォルビア(トウダイグサ)属 Euphorbia milii var.splendens
マダガスカル原産の低木で茎は直立したり、横に這ったり変化が大きいが、高さ1~2mになる。茎は多数の鋭い刺をもち、分岐して拡がる。葉は茎の先端に少数まとまってつき、長さ3~5㎝ぐらいの倒卵形、倒卵状楕円形で、葉先がわずかに尖る。花は杯状花序で、赤色。(花のように見えるのは花ではなく苞葉である。)枯れたように見える枝も多肉質で乳液を含んでいる。乾燥すると葉を落とす。多くの園芸品種がある。熱帯地では垣根などにするが、わが国では鉢物として栽培される。最近、矮性品種も作出され賑やかになった。
栽培:乾燥、低温に強く無加温でも栽培できる。花期:ほとんど1年中開花している。
[誠文堂新光社発行、日本インドア・グリーン協会編「熱帯花木と観葉植物図鑑」&山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]
http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/626e39495770801995cd7770796842e7 [peaの植物図鑑:岩手県立花きセンターのハナキリン(花麒麟)]
http://www.engeinavi.jp/db/view/link/913.html [ハナキリン:園芸ナビ 植物図鑑]
http://www.hana300.com/hanari.html [花麒麟(ハナキリン)]
http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/choripetalae/euphorbiaceae/hanakirin/hanakirin.htm [ハナキリン(トウダイグサ科トウダイグサ属)]
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/hanakirin.html [ハナキリン(花麒麟)]
http://www.botanic.jp/plants-ha/hakiri.htm [shu(^^)Homepage,ハナキリンン(花麒麟)]
http://www.bloom-s.net/kanri/kirin.htm [ブルーミングスケープ:ハナキリン(花麒麟)]