peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

世界の椿館・碁石のハナキリン(花麒麟)/ユーフォルビア・ミリイ

2011年02月04日 | 植物図鑑

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2010年12月11日(土)、世界の椿館・碁石(大船渡市末崎町字大浜280番地)の大温室内には、ツバキ(椿)のほかにも植物が展示されています。この日はハナキリンを見つけました。花びらのように見えるのは花ではなく苞葉とのことです。

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トウダイグサ科 ユーフォルビア(トウダイグサ)属 Euphorbia:ほぼ全世界に約20000種が分布する大きな属で、落葉、常緑性の1~2年草、多年草、低木、高木などがあり、多くの多肉植物を含め、形態の変化が非常に大きい属である。熱帯、亜熱帯に多く分布するが日本にも自生がある。そのうち、南アフリカ、マダガスカルが代表的な自生地である多肉種はその数500種近くに及び、園芸上大きな一群をなしている。本属の植物は、茎、葉などに傷をつけると白い乳液を出すことが特徴で、有毒なものが多い。耐寒性のない種類が多いため日本では草本州種を花壇に植え、常緑低木のポインセチアなどは鉢植えにされる。

ハナキリン(花麒麟) / ユーフォルビア・ミリイ  トウダイグサ科 ユーフォルビア(トウダイグサ)属 Euphorbia milii var.splendens

マダガスカル原産の低木で茎は直立したり、横に這ったり変化が大きいが、高さ1~2mになる。茎は多数の鋭い刺をもち、分岐して拡がる。葉は茎の先端に少数まとまってつき、長さ3~5㎝ぐらいの倒卵形、倒卵状楕円形で、葉先がわずかに尖る。花は杯状花序で、赤色。(花のように見えるのは花ではなく苞葉である。)枯れたように見える枝も多肉質で乳液を含んでいる。乾燥すると葉を落とす。多くの園芸品種がある。熱帯地では垣根などにするが、わが国では鉢物として栽培される。最近、矮性品種も作出され賑やかになった。

栽培:乾燥、低温に強く無加温でも栽培できる。花期:ほとんど1年中開花している。

[誠文堂新光社発行、日本インドア・グリーン協会編「熱帯花木と観葉植物図鑑」&山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/626e39495770801995cd7770796842e7 [peaの植物図鑑:岩手県立花きセンターのハナキリン(花麒麟)]

http://www.engeinavi.jp/db/view/link/913.html [ハナキリン:園芸ナビ 植物図鑑]

http://www.hana300.com/hanari.html [花麒麟(ハナキリン)]

http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/choripetalae/euphorbiaceae/hanakirin/hanakirin.htm [ハナキリン(トウダイグサ科トウダイグサ属)]

http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/hanakirin.html [ハナキリン(花麒麟)]

http://www.botanic.jp/plants-ha/hakiri.htm [shu(^^)Homepage,ハナキリンン(花麒麟)]

http://www.bloom-s.net/kanri/kirin.htm [ブルーミングスケープ:ハナキリン(花麒麟)]


世界の椿館・碁石のヒトデカズラ(海星葛) / フィロデンドロン・セロウム

2011年02月04日 | 植物図鑑

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2010年12月11日(土)、世界の椿館・碁石(大船渡市末崎町大浜280番地1)の大温室内置かれた鉢植えのヒトデカズラ(海星葛) / フィロデンドロン・セロウムが、大型で羽状に深く裂けた葉を広げていました。

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サトイモ科 フィロデンドロン属 Philodendron:中央、南アメリカの熱帯地方に分布する常緑多年草で、250種以上ある。多くは蔓性の植物であるが、茎が短縮して直立する種から、節間が伸び蔓状になって匍匐する種類まである。葉縁は全縁であるが、波状になったり、羽状に切れ込むことがあり、穴は開かない。仏炎苞は開花後も脱落しない。肉穂花序は基部に雌花、上部に雄花、中間に中性の不稔花がつく。子房内は2~10室、多数の胚珠がつく。果実は液果、中に胚乳を有する種子を多数生じる。(葉の形や大きさも様々で、交雑や枝変わりなどで、現在までに沢山の園芸品種がつくり出されている。その豊富な種類と変化に富んだ葉色や葉の形が魅力の観葉植物である。

ヒトデカズラ(海星葛)/フィロデンドロン・セロウム サトイモ科 フィロデンドロン属 Philodendron selloum

ブラジル南部からパラグアイ(アメリカ熱帯雨林気候区)原産の大型の常緑多年草で、茎は立ち上がり、蔓状にはならないが、大きくなると匍匐する。茎は気根を発生するが伸長は遅く、四方に葉を展開する。葉は長さ20~100㎝位の大型で切れ込みが大きく入り、羽状に深く裂けた葉、長い葉柄と詰った節間による立型を特徴とする種で、葉を観賞するために栽培されている。耐寒性は最も強いほうで、2℃ぐらいまで耐える。ヒトデカズラ(海星葛)の和名がある。立型の種に葉が倒披針形で葉柄の短いウェンドランディーP.wendlandiiがある。

栽培管理:一年中、直射日光の当たらない明るい半日陰に置く。5~9月の生長期にはできるだけ戸外の半日陰に出したほうが丈夫に育つ。秋、春にはレースのカーテン越しの光を、冬にはガラス越しの光の当たる場所に置く。越冬温度は8~12℃。水やり:5~9月には鉢土の表面が乾いたらたっぷりと与える。秋からは水やりを控えめにして、冬には乾かし気味にする。夏の乾燥時には、空中湿度を保つために葉水を与える。肥料:5~9月の間、2ケ月に1回、薄めの液体肥料を与える。肥料を与え過ぎると、大きく育ち過ぎ姿が崩れるので注意が必要。病害虫:ハダニが発生することがあるので、乾燥期には葉の裏面にも葉水をたっぷりと与えて予防する。増殖は挿し木、実生。また一部の品種は組織培養による大量増殖もある。<

[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・観葉植物」&同「山渓カラー名鑑・園芸植物」&池田書店発行「観葉植物事典(土橋 豊・監修)」より]

http://www.engeinavi.jp/db/view/link/1167.html [フィロデンドロン・セロウム]

http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/hitode-kazura.html [ヒトデカズラ(海星葛)]

http://www.botanic.jp/plants-ha/hitode.htm [shu(^^)Homepage,ヒトデカズラ(海星葛)]

http://e-amo.net/amano/plants/satoimo/hitodekazura.htm [ヒトデカズラ(セロウム)]

http://www.t-webcity.com/~plantdan/souhon/syousai/ha-gyou/hi/hitodekazura/hitodekazura.html [GKZ植物事典:ヒトデカズラ]

http://tenant.depart.livedoor.com/t/musashinokadan/item2590407.html [セローム(ヒトデカズラ、フィロデンドロン・セロウム)]