2011年2月16日(水)、世界の椿館・碁石(大船渡市末崎町字大浜280番地1)の出入り口にある「エントランスホール」には、花卉売り場があり、様々な草花が展示即売されていました。それらの中に真っ赤な釣鐘形の花を沢山つけたカランコエ’ウェンディー’がありました。
ベンケイソウ科 カランコエ(リュウキュウベンケイ)属 Kalanchoe :
本属の多くはアフリカ東部、マダガスカルを中心に、エチオピア、アラビア半島、熱帯アジア、ブラジルなどに分布する半耐寒性多年草または低木状の多肉植物で約100種ほどがある。別名:ベニベンケイ(紅弁慶)。主に栽培されるのはマダガスカル原産のブロスフェルディアナK.blossfeldianaの改良品種(園芸品種)で、本来は日が短くなると花芽ができ、晩秋に小さな花を咲かせる一季咲き性のものだが、近頃は、日の長さに関係なく花をつけるよう調整した鉢が年中出回るようになった。
葉腋または頂部から伸びた集散花序に花をつけるが、ランプのような花が吊り下がるベルタイプや緋赤色の花を半球状につけるファリナケアなどもある。ブリオフィルム属、キチンギア属を分離する見解もある。本属、ブリオフィルム属bryphyllumともに合生花冠をもち、後属は花糸が花冠の基部につくが、本属は花冠の中または上部につく。葉は単葉で対生し、着生状態では不定芽はできない。花色は白、黄、橙、赤、紅紫。
管理:晩秋から春先にかけては日当たりのよい窓辺に置き、最低温度3~5℃以上を保つ。高温多湿を嫌うので夏は風通しの良い半日陰に置き、鉢土が十分乾くのを待って水やりする。花がらは花茎ごと切り取り、姿が乱れたら短く切り戻す。
カランコエ ’ウェンディー’ ベンケイソウ科 カランコエ(リュウキュウベンケイ)属 Kalanchoe cv.wendy
オランダで育成された品種で、矮性で花つきがよく、営利生産される。管理:日長処理で開花を調節できる。乾燥に強い。カイガラムシがつきやすい。霜除け程度で越冬する種もあるが、普通は5~8℃に保つ。挿し木や葉挿しで殖やす。
[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」&同「山渓カラー名鑑・観葉植物」&西東社発行「知りたい花の名前がわかる 花の事典(金田初代・文、金田洋一郎・写真)」より]
http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/4d14a3287e3e3ff8c2a9cca3a4d67f3f [peaの植物図鑑:世界の椿館・碁石のカランコエ・ウェンディー]