peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

世界の椿館・碁石の原種椿・ヤブツバキ(藪椿) 2013年1月17日(木)

2013年01月17日 | 植物図鑑

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2013年1月17日(木)、世界の椿館・碁石(大船渡市末崎町字大浜280番地1)に行ってきました。

世界の椿館・碁石では、世界13カ国(アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、イギリス、ベルギー、フランス、ポルトガル、イタリア、中国、ベトナム、フィリピン、台湾、日本)450種の椿と四季折々の花卉(かき)を植栽展示しています。この日は、全体の半分ほども花が咲いていませんでしたが、沢山の花が咲いていました。

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(上)の「館内案内」にある「出入口」を入り、「エントランスホール」を抜けると大温室です。「交流広場」があり、椿の苗が展示販売されていました

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(上)トイレの出入口の所から「順路」が始まっていて「郷土の椿」→「原種椿」→「わびさびの景」→「早咲き椿」というふうに見て歩けば全部見られるようになっています。

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(上)「日本の原種椿」と表示されたエリアに、花をたくさんつけたヤブツバキ(藪椿)がありました。

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日本原産のツバキ属・ヤブツバキ:南は沖縄県西表島(いりおもてじま)から、日本海側と太平洋側の沿岸を北上して、青森県まで、海岸~山地に自生し、小高木~高木になる。多くのツバキ属中、耐寒性に優れ、樹勢も強い。花は紅色の筒~ラッパ咲きの一重だが、野生種の中にも、花色や花形の優れたものがあり、これらは新品種として世に出ることもある。また本種は育てやすく、実生、挿木、接木などで殖やしやすい。さらに、他の原種との交配で、雑種ができやすいため、育種にも欠かせない原種である。(桐野秋豊)

 

日本におけるツバキ属の分布

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 [誠文堂新光社発行、日本ツバキ協会・編「最新 日本ツバキ図鑑」より]


冬を彩るプリムラの仲間たち(その14) 2013年1月17日(木)

2013年01月17日 | 植物図鑑

「プリムラカタログ 2013」”清楚な花が魅力 サクラ咲き”に掲載されているプリムラ・「ウィンティー」シリーズ & プリムラ・シネンシス(その2)

 プリムラ・シネンシス Primula sinensis:アジア原産。耐寒性・耐暑性に優れる。茎や葉の裏側の褐色がかったブロンズ色が特徴。カンザクラの和名をもつ。花期:1~5月。

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NHK出版発行の「NHKテレビテキスト・NHK趣味の園芸」(2013年1月号)’冬を待っていた花大特集!’”プリムラで冬をカラフルに!”という記事が、10ページに渡って掲載されています。寒さに負けず、明るく元気な花を咲かせてくれるプリムラのことが良くわかる記事だと思います。

「わたし好みが見つかる!プリムラカタログ2013」には、”続々と新しい品種が登場するプリムラ。花色で、花形で、きっと自分好みのプリムラに出会えます。”との書き出しで、様々なプリムラが写真付きで紹介されています。(上)

「プリムラカタログ2013」が掲載されているページの”清楚な花が魅力 サクラ咲き”の見出しで「プリムラ・シネンシス」が下記の通り紹介されています。

プリムラ・シネンシス(プリムラ・シネンシス系統):寄せ植えで合わせる草花を選ばない、白花のプリムラ。ブロンズがかった茎や葉裏の色が特徴。(これらの花をインターネットを検索して調べてみました。)

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(上)濃いピンク色の品種

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(上)薄紫花の品種

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(上)赤紫花の品種

http://pcweb.hobby-web.net/7103/03265.html [プリムラ・シネンシス]

http://www.weblio.jp/content/%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%A0%E3%83%A9%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%8D%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%82%B9 [プリムラ・シネンシスとは:植物図鑑 Weblio辞書]

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http://minhana.net/wiki/%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%A0%E3%83%A9%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%8D%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%82%B9%28%E8%A5%BF%E6%B4%8B%E3%82%B5%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%BD%E3%82%A6%29 [プリムラ・シネンシス(西洋サクラソウ):みんなの花図鑑]

http://www.engeinavi.jp/db/view/link/527.html [プリムラ・シネンシス、カンザクラ:園芸ナビ 植物図鑑]

http://garden-vision.net/flower/hagyo/p_sinensis.html [プリムラ・シネンシス:新・花と緑の詳しい図鑑]

プリムラ・シネンシス サクラソウ科 プリムラ(サクラソウ)属 Primula sinensis

ウンナンサクラソウに近い種類で、プリムラ・オブコニカと同様に中国原産のプリムラである。本来は常緑の多年草だが、わが国では暑さに弱く、暖地では「一年草」扱いされることが多い。耐寒性:強い。冬から春(12~4月)の長期間美しい花を咲かせる。花はサクラソウを大きくしたような5弁の花。

花そのものは地味なため、原種そのものよりも育種のための母種として園芸界で用いられることが多かったが、近年再び脚光を浴びて、園芸界でもシネンシスの名で流通している。葉は縁に薄い切れ込みの入った毛の多い楕円形(掌状)でマラコイデスによく似ている。葉裏は赤紫がかる。ウンナンサクラソウとの交配種も出回っている。

花は本来は白色だが、育種が進み、現在園芸品種としては、赤紫やピンク、紫系の花色も出回っている。葉の中から花茎を立ち上げ、2~3段に花を咲かせる。草丈は15~20㎝程度。花径は3~4㎝程度。利用法:花壇、鉢植え、切り花。別名:カンザクラ、ユキザクラ(白花種)、シナサクラソウ。