2013年1月21日(月)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)に行ってきました。(上と下)岩手県立花きセンターの本館(管理棟)と玄関
展示室(管理棟1階)では、花きセンターで実証展示栽培されていた花卉(かき)、見頃となる鉢花・切花が随時展示されていますが、この日は、今年度花きセンターで栽培したというシクラメン40鉢ほどとともに「プリムラ」が沢山展示されていました。
(上)昨年の12月から試験的に鉢花の販売を行っているということで、プリムラの鉢植えが200円とか100円で販売されていました。(但し、土・日・祝日の販売は行っていないそうです。)
プリムラ・ジュリアン サクラソウ科 プリムラ(サクラソウ)属 Primula
プリムラはサクラソウ属の学名だが、園芸界ではヨーロッパで園芸化されたサクラソウ類を「プリムラ」と呼んでいる。
プリムラ・マラコイデス P.malacoidesは中国雲南省原産。淡紅色の小さな花が段になってつくのが特色。可憐な姿から和名はオトメザクラ(乙女桜)という。これを本物のサクラソウと間違える人も多い。
プリムラ・ポリアンタ(プリムラ・ポリアンサ) P.polyanthaは、ヨーロッパ原産のP.verisや、P.elatiorなどを交雑してつくられた園芸種。最近の系統は花が大きく、色もピンク、赤、黄、青、白など多彩で、花壇や鉢植えで目立つ。葉は厚くて皺がある。
園芸店などでジュリアンの名で売られているのはポリアンタ(ポリアンサ)とコーカサス原産のプリムラ・ジュリエP.juliaeとの交雑でつくられた系統。花茎の先に1個ずつ花をつけるのが特色。
プリムラ類はいずれも多年草だが、普通初夏に種子播きをして育てる。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]