peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

岩手県立花きセンターのサクララン(桜蘭)/ホヤ・カーリー 2014年6月28日(土)

2014年08月04日 | 植物図鑑

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2014年6月28日(土)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)に行ってきました。今回は、「花の館エリア」の露地ほ場に植栽されている植物から見学しました。その後「花の館温室内」を見学して、隣接する「管理棟エリア」の屋外に栽培されている植物を見学しました。

その後、「研修温室」内に植栽されている植物を見学したのですが、自分自身の制限時間を過ぎたので短時間で退出してしまいました。研修温室の「中温区」に展示されている鉢植えの樹木の中にサクララン/ホヤ・カーリーという名の植物がハート形の葉と花を沢山付けていました。

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ガガイモ科 ホヤ(サクララン)属 Hoya :九州、沖縄から熱帯アジア、オーストラリア、太平洋諸島に200~230種が分布する。茎から気根を出して他の物に取り付いて伸びる常緑の蔓性低木。葉は対生し、全縁で多肉質。花は葉腋に散形状につき、ろう細工を思わせる多肉質で、芳香のあるものが多い。英名はWax vine。

サクララン(桜蘭)/カルノサは、日本南部から熱帯アジア、オーストラリアに分布する。花は径1㎝で30個ほどが球状につき、芳香がある。ほんのり桜色を帯びるので、「サクララン」の名がある。英名はWax plant。

ベラHbella はインド原産の矮性種で、よく分枝し横に広がる。下向きの花序をつけ、花は径2㎝で芳香がある。

葉が縮み、節間の詰まった’コンパクタ’cv.Compacta やその斑入り品種は、生長は遅いが、矮性で花つきがよく鉢植えに適する。

その他、葉に黄白色と桃色の中斑の入る’エキゾティカ’cv.Exotica 、新葉のピンクが美しい’クイーン’cv.Queen 、黄白色の覆輪の入る’フイリサクララン’cv.Variegata などの園芸品種がある。

ロンギフォリアはヒマラヤ中部原産で、茎は細く垂れ下がる。葉は長さ15~20㎝で、多肉質だが細く、花序も小さい。ムルティフロラH.multiflora は熱帯アジア原産。茎は長さ50~60㎝で、ほとんどつる性にならない。花柄が長く、花が40~50個の大きな花序をつける。プルプレオフスカH.purpureofusca はジャワ、オーストラリア原産のつる性植物で、濃赤褐色の花をつける。葉に銀白色の小斑が入る。

その他、葉がハート形で多肉質のシャムサクララン H.kerriiなどが栽培される。

管理:ヘゴ材に這わせたり、吊り鉢仕立てにする。同じ花茎に毎年花をつけるので、開花後の短花茎は残しておく。冬は日光によく当て、5℃以上に保温する。過湿を嫌う。カイガラムシを防除する。挿し木、実生で殖やす。

サクララン(桜蘭)/ホヤ・カルノサ ガガイモ科 ホヤ(サクララン)属 Hoya carnosa

暖地に生える常緑つる性植物。茎は太く木質でほかの木や岩の上などを這い、節から根を出す。葉は対生し、長さ4~10㎝の楕円形。肉質で厚く、表面は濃緑色で無毛。裏面は有毛で白色を帯びる。6~10月、葉腋に散形花序を出し、直径1.2~1.5㎝の白い花を多数開く。花には芳香がある。花冠は肉質で5裂し、内側に星形の副花冠がある」。果実は長さ10~14㎝の町披針形の袋果。種子には冠毛がある。用途:鉢植え、分布:九州(南部)、沖縄、中国、台湾、オーストラリア。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」&同「同・園芸植物」&同「同・観葉植物」より]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/beaf0114a6bac1e054099bbda0462e6a [peaの植物図鑑:岩手県立花きセンターのシャムサクララン/ハートホヤ]

http://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_image_slideshow&target_plant_code=466&num=3 [ホヤ・カーリー]

http://t-webcity.com/~plantdan/souhon/syousai/sa-gyou/si/shamusakurarann/shamusakurarann.html [GKZ植物事典・シャムサクララン(暹羅桜蘭)]

http://www.engeinavi.jp/db/view/link/1268.html [ホヤ・カーリー、シャムサクララン]

http://ina-green.com/archives/3753 [ハートホヤ(ホヤハート、シャムサクララン)]


岩手県立花きセンターのスターフルーツ/ゴレンシ(五れん子)2014年6月28日(土)

2014年08月04日 | 植物図鑑

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2014年6月28日(土)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)に行ってきました。今回は、「花の館エリア」の露地ほ場に植栽されている植物から見学しました。その後「花の館温室内」を見学して、隣接する「管理棟エリア」の屋外に栽培されている植物を見学しました。

その後、「研修温室」内に植栽されている植物を見学したのですが、自分自身の制限時間を過ぎたので短時間で退出してしまいました。研修温室の「中温区」に展示されている鉢植えの樹木の中にスターフルーツ/ゴレンシ(五れん子)という名の植物が5つの稜のある果実と花を付けていました。果実はこれから更に大きくなるようです。

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スターフルーツ/ゴレンシ(カランボラ) カタバミ科 ゴレンシ属 Averrhoa carambola

マレーシア(東南アジア熱帯雨林気候区)原産の半つる性の常緑樹(熱帯果樹)で、高さは5~10mになる。葉は互生、3~5㎝の小葉を9~11枚対生する奇数羽状複葉。有柄、卵形、鋭尖頭で全縁。刺激には多少敏感で睡眠運動をする。花は径6~9㎜の桃色で香気があり、腋生または側生の集散花序をなし、しばしば円錐花序状である。果実は長さ10㎝ぐらいになる。長楕円の五稜形で、輪切りにした断面が星形なのでスターフルーツといわれる。中国名はゴレンシ(五れん子)。

備考(品種):密桃、タイナイト、アーキン、グラミ。酸味種と甘味種に大別でき、多汁質である。インドの酸味種はタマリンドの代用として調理に使われる。果肉は、サクサクとして、リンゴやナシに似た食感で、爽やかな風味。生食するか、ジュースなどで楽しめる。果汁には、ジャスミンやマルメロに似た香りがある。

生育適温は20~25℃。10℃以上の急激な変化で枯れることもある。旺盛に生育し、温度を保てば、年2回は収穫を楽しむことができる。開花期間中に雨にあうと結実率が低下する。ハウス栽培の場合は、実が多くつくので、適度に摘果するようにする。収穫は10~11月。皮が緑色から黄色に変わりきったときが収穫の適期で、この時期に収穫して追熟させる。全体が黄色になり、星の尖った部分が茶色になていたら食べ頃。完熟すると自然落果するので、落ちる前に収穫する。実がなるまでの期間:鉢植え/3年。[誠文堂新光社発行、日本インドア・グリーン協会編「熱帯花木と観葉植物図鑑」&成美堂出版発行「わかりやすい果樹の育て方事典」(河合義隆:監修)より]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=41944794&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:岩手県立花きセンターのスターフルーツ/ゴレンシ(五れん子) 2013年1月21日(月)]

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%95%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%84 [スターフルーツ:Wikipedia]

http://www.kudamononavi.com/zukan/starfruit.htm [スターフルーツ(ゴレンシ)のページ]

http://item.rakuten.co.jp/milkhouse/609699/#609699 [楽天市場:スターフルーツ]

http://yasashi.info/su_00025.htm [スターフルーツ(ゴレンシ):ヤサシイエンゲイ]

http://www.geocities.co.jp/nettaikaju/starfruit.html [熱帯果樹写真館:スターフルーツ]