peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市東山町東本町のアサガオ(朝顔)&石碑群 2014年8月9日(土)

2014年08月12日 | 植物図鑑

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2014年8月9日(土)、8/7(木)に行われた東山公民館(館長・鈴木勝市)、田河津公民館、松川公民館、石と賢治のミュージアム:主催の「昭和26年度 東山ふるさと歴史講座」の第4回(一関市の研修バスと徒歩による現地学習)”歩いてみよう今泉街道~長坂宿から摺沢宿へ”(9:00~15:00時、講師は東山支所教育文化課 畠山篤雄氏)の際、バスの中から見学しただけの一関市東山町長坂字東本町の「本町橋(もとまちばし)」付近をもっと確かめたくて、妻と共にマイカーで行ってきました。

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(上と下)「本町橋」は猿沢川に架けられている橋で、長坂商店街からほぼ真っ直ぐに延びている旧・県道が走っていました。現在「今泉街道」と呼ばれている県道19号(一関大東)線は、「松川村と長坂村の村境であった境橋」の200mほど前から全く別の所を走っていますので、大船渡線柴宿駅の近くまでは旧・県道とはほとんど重なっていないようです。

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(上)旧・県道(前の「今泉街道」)は、この道を上の方に延びていて、バスも通行していました。(下)「さかなや」という名前の商店がありました。アサガオ(朝顔)が花を沢山咲かせていました。

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2014年8月9日(土)、一関市東山町長坂字東本町の旧・県道19号(一関大東)線沿いにある「さかなや」(魚屋)の店先に植えられているマルバアサガオ(丸葉朝顔)が、青紫色の花を沢山咲かせていました。この店は、猿沢川に架かる本町橋(もとまちばし)のすぐ傍で、「安養寺」の入口になっている所にあります。

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アサガオ(朝顔)ヒルガオ科 サツマイモ属 lpomoea nil

熱帯アジアが原産地と考えられているつる性の一年草。奈良時代には既に薬用植物として栽培されていた。観賞用として改良されたのは江戸時代以降。花の色は青、紫、赤、桃、白、絞りなど豊富で、大輪のものや変わり咲きもあり、様々な葉形、花形をもつ草花として有名。つるは左上がりに支柱を巻いて登る。葉は鉾(ほこ)形で互生する。茎や葉を切ると白い汁が出る。7月頃から、葉のつけ根に花が1個ずつ付き、早朝に咲いて昼までにしおれる。花は直径10~20㎝の漏斗形。晩秋には果実が熟し、乾燥すると黒い種子がこぼれる。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」より]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=41039668&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市東山町のマルバアサガオ(丸葉朝顔)2012年9月20日(木)]

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この周辺の「旧・今泉街道」(旧道)について、岩手県教育委員会発行の「岩手県文化財調査報告書 第41集・今泉街道」(昭和55年3月31日発行)の’(5)上の橋~荒瀬・流矢’の項には下記の通り記載されています。

”本町橋右側の庚申碑から約200m北にある沢の入道路上には、明和3年(1766)の庚申供養碑(高さ180cm、幅90cm)など11基の古碑群が県道に南面して並んでいる。

 ここから更に200mほど北に曹洞宗城高山安養寺があり、その開山は慶長2年(1597)、現在の本堂は文政12年(1829)の建立と伝えられている。安永4年(1775)の同寺の「書出」によれば、「1.開山之事、当寺ハ江刺郡黒石村大梅拈花山圓通正法寺第拾弍世観室良盛和尚慶長弍年八月開山ニ付、当安永四年迄百七拾九年ニ罷成候事、1.小名之事 館下、1.本山?末寺之事、本山ハ江刺郡黒石村大梅拈花山園通正法寺ニ御座候、但末寺無御座候事、1.古キ什物之事、1.本尊阿弥陀如来一体(木仏座像、御長壱尺七寸」とある。”

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東山ふるさと歴史講座「今泉街道」現地探訪~長坂宿から摺沢宿へ(その6) 2014年8月7日(木)

2014年08月12日 | 町のイベント

2014年8月7日(木)、東山公民館(館長・鈴木勝市)、田河津公民館、松川公民館、石と賢治のミュージアム:主催の「昭和26年度 東山ふるさと歴史講座」の第4回(一関市の研修バスと徒歩による現地学習)”歩いてみよう今泉街道~長坂宿から摺沢宿へ”(9:00~15:00時)が行われました。講師は東山支所教育文化課 畠山篤雄氏。

(その6)は、善龍寺からの旧道(旧・今泉街道)は、現在の県道19号(一関大東)線の北側を流れる砂鉄川と大船渡線の線路に挟まれた部分を約800~900m東進し、そこで線路を横断するが、その手前までの約600mほどの区間は道も定かではないとのこと。そして、その先の旧道は町道(今は「市道」)と重なって荒瀬・流矢に達しているそうです。

(下)旧・今泉街道は、下の地図の赤い線のように通っていたそうです。

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?滝沢山善龍寺、?火産霊(ほむすび)神社、?観音堂境内の碑、51.高金坂道上の碑、52.旧摺沢村との道境にある碑、①境界(長坂と摺沢)、②渡船碑、③雲南田の庚申碑、④雲南神社、⑤礼田の庚申碑、、⑥観音堂、⑦宿駅(摺沢駅)、⑧高建寺

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この周辺の「旧・今泉街道」(旧道)について、岩手県教育委員会発行の「岩手県文化財調査報告書 第41集・今泉街道」(昭和55年3月31日発行)の(6)流矢~八幡前の項には下記の通り記載されています。

”長坂と摺沢との境界を流れる沢に架けられた土橋を渡ると、旧道は大東町に入り、町道と重なって約800m進んだ地点で砂鉄川を右に横断し、その支流の曽慶川が合流する付近の旧道の北側に弘化4年(1847)の渡船碑(高さ108cm、幅50cm、厚さ35cm、花崗岩)が建っている。それには「為観光院貞応妙室姉開聴得解加藤茂孝室造新舟以旅客便易往復」と刻まれており、渡船場であったことが知られるが、日常は一本橋が架けられており、出水時に舟で渡ったという。ここから坂道となる旧道は樹木におおわれており、昔日の面影が良く残されている。そして大船渡線の敷地の北側に沿って約300m進んだ民家の前で線路を右に横断し、さらに県道の北側を流れる曽慶川の左岸に達し、そこから再び線路を斜断して摺沢駅の後方を通って市街地に入っている。

http://map.goo.ne.jp/map.php?MAP=E141.19.56.390N38.59.28.570&MT=%E4%B8%80%E9%96%A2%E5%B8%82%E5%A4%A7%E6%9D%B1%E7%94%BA%E6%91%BA%E6%B2%A2&from=map_tp&SH=&sw=1[一関市大東町摺沢:goo地図]

私たちは、時間の関係もあり現在「今泉街道」と呼ばれている県道19号線をバスに乗って大東町摺沢字流矢まで移動しました。現在の県道は、砂鉄川の南側を走っているので、大東町に入ると直ぐ左折している道を下って流矢橋を渡って対岸に着きました。(下)砂鉄川右岸の上流側から見た流矢橋。

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(下6つ)流矢橋のすぐ傍に植えられているハナガサギク(花笠菊)が、鮮黄色で八重の花を沢山咲かせていました。

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キク科 ルドベキア(オオハンゴンソウ)属 Rudbeckia spp.

ルドベキア(大反魂草の仲間)は、北米に約15種が知られている多年草で、ごく一部が一、二年草である。花心が盛り上がっているのが特徴で、広く流通しているR.ヒルタ(和名・荒毛反魂草)は一、二年草。草丈が30㎝ほどの矮性品種から90㎝のものまであるが、黄色の花の基部が褐色の’グロリオサ・デージー’が有名である。また、一重咲きで花心が褐色のものは牧場などに野生化している。花期は7~9月。オオハンゴンソウ(R.ラシニアタ)は宿根草で、花心は初め黄緑色、草丈は60~300㎝。切花用に栽培もされるが、各地の川沿いなどに野生化している。本種の八重咲き品種に<strog></strog>ハナガサギク(花笠菊)がある。いずれも丈夫で栽培が容易。[講談社発行「野の花・街の花(監修:長岡 求)」より]

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(上)砂鉄川の右岸に沿って走る旧・今泉街道から見た「流矢橋」(橋の下流側から)

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砂鉄川に架かる流矢橋から砂鉄川に沿って赤い丸の方に延びている道が旧・今泉街道だそうです。(下)流矢橋。

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(下)「流矢橋」が架かるすぐ近くの砂鉄川の風景。重機がある近くの道が現在「今泉街道」と呼ばれている県道19号(一関大東)線。

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(上)旧・今泉街道は上に見える砂鉄川の右岸(川のこちら側)に沿って走っていたそうです。川の向かい側には現・県道19号(一関大東)線とJR大船渡線が走っています。

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(上)砂鉄川に架かる「流矢橋」を渡って、摺沢側で私たちを待っているバスに乗るために少しだけ歩きます。(下)流矢橋の上から見えた「曽慶川」。この直ぐ傍で砂鉄川に注いでいます。

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(上)このバスが停止している道が「今泉街道」と呼ばれていた旧道で、現在の県道ができるまではここが県道でした。前方に見える現・県道の跨道橋の下を潜って摺沢の市街地(旧「摺沢宿」)の方へ進みます。(現在は「県道135号線」)

 

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(上と下)この道が現・県道19号(一関大東)線から分岐している道で、私たちが乗ったバスはこの道を下って来て左折して「流矢橋」を渡ったのでした。

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(下2つ)昼食休憩のため摺沢公民館などがある一関市大東町コミニュティセンター(一関市大東町摺沢字街道下25-3)に到着しました。この日も猛暑日で「熱中症注意日」の看板が立てられていました。

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(上)昼食休憩中も地図を見ている講師の畠山さん。広げているのは住宅地図を切り貼りした特製の地図。


一関市東山町西本町のクレオメ/西洋風蝶草 2014年8月7日(木)

2014年08月12日 | 植物図鑑

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2014年8月7日(木)、東山公民館(館長・鈴木勝市)、田河津公民館、松川公民館、石と賢治のミュージアム:主催の「昭和26年度 東山ふるさと歴史講座」の第4回(一関市の研修バスと徒歩による現地学習)”歩いてみよう今泉街道~長坂宿から摺沢宿へ”(9:00~15:00時)が行われました。講師は東山支所教育文化課 畠山篤雄氏。

このとき東山農協の西側から入る旧・今泉街道を歩いたのですが、道路沿いにつくられている畑に植栽された「セイヨウフウチョウソウ(西洋風蝶草)」という和名をもつクレオメが沢山花を咲かせていました。

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クレオメ/セイヨウフウチョウソウ(西洋風蝶草) フウチョウソウ科 クレオメ(フウチョウソウ)属 Cleome spinosa

熱帯アメリカ(カリブ海沿岸地域)原産の非耐寒性春播き一年草。日本へは明治時代の初期に渡来した。春、種子を播いて夏の花壇の草花として栽培されるが、遅蒔きすれば10月頃まで花が見られる。日当たりを好み、80~100㎝ほどに育つ。葉は掌状複葉で互生し、小葉は5~7個。茎や葉には粘り気のある毛が生える。

花は茎の上部に集まり、下から上に咲き上がる。長い爪のある花弁は4個あり、4個の長い雄しべが突き出して目立つ。花の色は薄桃(ピンク)、白桃の複色または白。花径は3~4㎝。この花の形を蝶が舞う姿に見立ててセイヨウフウチョウソウ(西洋風蝶草)とも呼ばれる。「スイチョウカ(酔蝶花)」の別名もある。英名はスパイダーフラワー(Spider flower)蜘蛛のように見えることから。。花は夕方に開き、翌日の昼過ぎにはしぼむ「一日花」だが、毎日、多数の花が次々に咲き上がっていく。花には芳香があり、夜行性の蛾が集まる。

花の色がピンクから白に変わる園芸品種(クレオメ・ハスレリアナ)C.hasslerianaやクレオメ’ハミンダ’などの矮性種もある。花期:6~10月。

栽培管理:水はけのよい場所なら日なたでも半日陰でも、こぼれ種子からでも殖えるほどよく育つ。移植を嫌うのでタネは直播き(5月)する。鉢植えは、日光を好むので、直射日光の当たる戸外に置き、鉢土の表面が乾いたら水やりする。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」&西東社発行「知りたい花の名前がわかる 花の事典」&同「色・季節でひける 花の事典820種」&下記Webサイトより]

http://www.mitomori.co.jp/hanazukan2/hana2.2.51kleome.html [クレオメ Cleome spinosa]

http://kyo-no-hana.com/blogs/kyohana/2011/08/post-2303.html [クレオメ:花図鑑]

http://www.kagiken.co.jp/new/kojimachi/hana-cleome_large.html [クレオメ(Cleome)]

http://www.shuminoengei.jp/m-pc/a-page_p_detail/target_plant_code-660 [クレオメの育て方:みんなの趣味の園芸:育て方がわかる植物図鑑]

http://www.hana300.com/seiyou1.html [西洋風蝶草写真集]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=41062578&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市東山町松川のクレオメ/セイヨウフウチョウソウ(西洋風蝶草)2012年9月12日(水)]