peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市中里のボタンクサギ(牡丹臭木)2018年9月6日(木)

2018年09月09日 | 植物図鑑

ボタンクサギ(牡丹臭木)の花を訪れた蜂に似た蛾・スズメガがホバリングしながら蜜を吸っていました。

https://ja.wikipedia.org/wiki/スズメガ科

2018年9月6日(木)、妻が一関市中里のコープコルザ(いわて生協一関店)に用事があって出かけたので、会合の間、一関市中里市民センターの方まで散策しました。中里市民センター前にある廃屋の庭に植栽されているボタンクサギ(牡丹臭木)こんもりと丸くかたまった花を沢山咲かせていました。また、別の場所の畑にも花を咲かせているものがありました。木に近寄ると強く匂いました。

 ボタンクサギ(牡丹臭木)クマツヅラ科 クサギ属 Clerodendron bungei

中国南部原産の落葉低木。暖かい地方では観賞用に植えられる。高さ1mあまり。葉は対生し、長さ10~20㎝の広卵形。枝や葉を切ると独特の強い匂いがする。6~8月、枝の先端に小さな花が直径10㎝ほどのボール状のかたまりになって付く。濃桃色で、直径1.5㎝ほど。同じ仲間のゲンペイクサギ(源平臭木)C.thomsniaeは、つる性で、白い萼と赤い花弁のコントラストが美しく、鉢植えで育てられる。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」より]


一関市中里のアブラガヤ(油茅)2018年9月6日(木)

2018年09月09日 | 植物図鑑

2018年9月6日(木)、妻が一関市中里のコープコルザ(いわて生協一関店)に用事があって出かけたので、会合の間、一関市中里市民センターの方まで散策しました。散策した広い道路沿いにある減反している田圃と思われる所に群生したアブラガヤ(油茅)が、を沢山付けていました。 

アブラガヤ(油茅)カヤツリグサ科 ホタルイ属 Scirpus wichurae

花序や葉鞘に油を塗ったようなてりがあり、油のような匂いがすることからこの名がある。山野の湿地に普通に生える多年草。大きな株をつくり、高さ1~1.5mになる。は鈍い三角形でかたく、6~9つの節がある。は互生し、長さ30~40㎝、幅1㎝前後の広い線形で、葉鞘は密に茎を包む。花期8~10月。茎の先に沢山の小穂が集まってつく。小穂のつき方や形などは変化が多い。分布:北海道~九州。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」より] 

https://ja.wikipedia.org/wiki/アブラガヤ

https://matsue-hana.com/hana/aburagaya.html[アブラガヤ(油萱):松江の]

https://plants.minibird.jp/hydrophytes/plants/shissei/a_gyou/aburagaya/aburagaya.html[アブラガヤ:西宮の湿生・水生植物]


一関市中里のウメモドキ(梅擬)2018年9月6日(木)

2018年09月09日 | 植物図鑑

2018年9月6日(木)、妻が一関市中里のコープコルザ(いわて生協一関店)に用事があって出かけたので、会合の間、一関市中里市民センターの方まで散策しました。散策した広い道路沿いにある民家の庭に植栽されているウメモドキ(梅擬)赤く色づいた実を沢山付けていました。 

ウメモドク(梅擬)モチノキ科 モチノキ属 Ilex serrata

山中や湿地に生え、赤い実が枝いっぱに付いて美しいので、庭木としてもよく植えられている。よく分枝して高さ2~3mになる落葉低木。若枝には毛がある。は互生し、長さ4~8㎝の楕円形または卵状披針形で、先は鋭く尖り、基部はくさび形。縁には細かい鋸歯があり、両面とも光沢はない。表面にはわずかに毛がある。裏面は短い軟毛があり、特に脈上にはやや長い毛が密生する。6月頃、葉腋に淡紫色で直径3.5㎜ぐらいの花が咲く。雌雄別株。雄花は7~15個が集まってつき、雌花は1~7個ずつつく。花弁は卵形で5個ある。萼片は4~5個で縁に毛がある。雄花には雄しべが4~5個と退化した雌しべがある。雌花では緑色の子房が目立ち、周りに退化して小さくなった雄しべが4~5個ある。

 果実直径約5㎜の球形で赤く熟し、晩秋から初冬にかけて葉が落ちた後も枝に残るのでよく目立つ。小鳥が好んでこの実を食べる。花や果実が白色の品種シロウメモドキleucocarpa,果実が黄色の品種キミノウメモドキf.xanthocarpaという。用途:庭木、公園樹、盆栽、花材。分布:本州、四国、九州、中国。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]