peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市中里のヤブラン(藪蘭)2018年9月6日(木)

2018年09月24日 | 植物図鑑

2018年9月6日(木)、妻が一関市中里のコープ一関コルザ(いわて生協一関店)に用事があって出かけたので、会合の間、一関市中里市民センターの方まで散策しました。その途中の旧・国道4号線から柵の瀬橋方面へ伸びている道路(14号線)バス停「柵瀬口」近くに植栽されているヤブラン(藪蘭)が花を沢山山咲かせていました。斑入り葉でした。

 

ユリ科 ヤブラン(リリオペ)属 Lirriope:多年草で、東アジアに数種が分布し、日本には3種がある。根茎は短く、葉は常緑で細く根生する。花は総状花序につき花柄に関節がある。花被片、雄しべともに6、子房上位、種子は紫黒色。よく似たヒャノヒゲ属は子房中位、種子は碧色である。

ヤブラン(藪蘭) ユリ科 ヤブラン属 Liriope platyphylla

林の下などに群生する常緑の多年草。丈夫でよく茂るので庭や公園のグラウンドカバーとしてよく植えられている。葉は根生し、長さ30~50㎝、幅約1㎝の線形で、暗緑色、表面は光沢がある。8~9月、葉の間から高さ30~50㎝の花茎が伸び、上半部に小さな花が長い穂になってつく。花は淡紫色で3~5個ずつまとまってつく。果実(種子が剥き出しになったもの)は直径6~7㎜の球形で、黒くて光沢がある。

多少幅広の葉に、黄白色の覆輪のフイリヤブラン(斑入り藪蘭)cv.Variegataが多く栽培されている。栽培:繁殖は株分け、耐寒性もあり、丈夫でつくりやすい。分布:本州(関東地方以南)~沖縄、台湾、中国。

[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」&同「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]

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