goo blog サービス終了のお知らせ 

peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市東山町のヌルデ 2021年9月25日(土)&10月9日(土)

2021年10月14日 | 気候、天気、季節の風物詩









2021年9月25日(土)一関市東山町長坂字柴宿の「柴宿団地」と呼ばれている住宅団地の近くの道路沿いに生えているヌルデ紅葉していました。例年だと紅葉が始まると一気に紅葉が広がるのですが、今年は中々広がりませんでした。ヌルデの葉は奇数羽状複葉で互生し、葉軸に翼があるのが特徴だそうです。











ハヤチネウスユキソウ(早池峰薄雪草) 2021年10月14日(木) 

2021年10月14日 | 気候、天気、季節の風物詩


築地書館発行の『滅びゆく日本の植物50種』「危急種 ハヤチネウスユキソウ(早池峰薄雪草)」が掲載されています。

 和名は、早池峰山にある薄雪草の意である。薄雪草は、葉の表面を覆う白い綿毛を雪に見立てたものである。茎の上部の葉ほど白さが鮮やかな雪白なので、うっすらと降り積もった雪景色を連想させる。
 早池峰山は岩手県のほぼ中央に位置する北上山地の主峰で、古来から周辺住民のあこがれの霊峰である。その北斜面の植生帯は山麓のヒノキアスナロを主とする産地帯から、アオモリトドマツを主とする亜高山帯を経て、ハイマツを主とする高山帯へと移行する。いっぽう、南斜面ではアオモリトドマツとダケカンバの混交林をぬけると、中腹から山頂にかけて崩壊性の裸地が広がるとともに、ハイマツ群落の疎生する高山帯となる。
 蛇紋岩やかんらん岩の露出する南斜面には本州中部山岳の高山帯や北海道の高山帯に生育している多くの高山植物がみられる。ヨーロッパアルプスの名花エーデルワイスによく似ているといわれるハヤチネウスユキソウは、まさにこの斜面にのみ生育するキク科の多年生草本である。なお、北海道後志(しりべし)の大平山の石灰岩地帯で発見された薄雪草はオオヒラウスユキソウと命名されている。ハヤチネウスユキソウの変種とする意見と同種とする意見がある。
 密に集合した頭花群の基部には星状に射出する10個内外の苞葉がある。この
苞葉の表面には白い綿毛が密生するので、あたかも大輪の白い花が咲いているように見える。急峻な登山路に肩の荷物の重みを感じるころ、ハヤチネウスユキソウを目前にしてその柔らかな雰囲気が疲れを癒やしてくれたのを思い出す。
 似たような経験は木曽駒ケ岳のヒメウスユキソウや八方(はっぽう)尾根のミネウスユキソウとの出合いにもあった。出合いの記念に一本と考える人が次第に増えて、登山路周辺のハヤチネウスユキソウは年々姿を消していく。
 中国中南部からネパールヒマラヤを中心としたユーラシア大陸の高山帯にこの仲間が50種ほど数えられている。西端のヨーロッパにはエーデルワイスがただ一種、東端の日本や樺太には数種が分布しているものの、いずれも遺存的な存在でしかない。
 数ある植物のなかには、耕地雑草のように抜いても抜いても生えてくる種がある一方で、目前に消えていく種がある。環境の変化を察知して移動することのできる動物と異なり、植物は環境の変化のなかで、耐えられたものだけが生き続けてきたといっても言い過ぎではない。とくに遺存的な存在となった種群は、微妙な環境の変化にも耐えることができない。遅かれ早かれ、自然のなかで消えていく運命にあるともいえる種の運命を、人の手で早めることだけは厳に慎みたいものである。(小山博滋)


希少な樹種「香果樹」を発見 四川省成都市 2021年10月12日(火)

2021年10月14日 | 気候、天気、季節の風物詩
8日、成都市の竜泉山都市森林公園で発見された香果樹の花。(成都=新華社配信/伍小剛)

2021年10月12日(火)発行の「新華社」のWebサイト”希少な樹種「香果
樹」を発見 四川省成都市”という見出しの記事が掲載されています。

”【新華社成都10月12日】中国科学院成都生物研究所の研究チームがこのほど、四川省成都市竜泉山都市森林公園で野外調査を実施したところ、同公園の竜泉駅区間で香果樹(Emmenopterys henryi)35株を発見した。香果樹は第三紀から残る中国固有の植物で、「生きた化石」とも呼ばれている。











青いパパイア 2021年10月11日(月)

2021年10月14日 | 気候、天気、季節の風物詩




2021年10月11日(月)発行の「テレ朝news」のWebサイト[ブーム目前...?「青いパパイア」が”農家の救世主”に]という見出しの記事が掲載されています。
”タイ料理のサラダなどで知られる「青パパイア」。今、健康食材として注目されつつあります。青パパイアは、生産商品の悩みも解決してくれるといいますが、一体、なぜなのでしょうか。
鳥獣近寄らず“農家の救世主”
 日本の食卓では、まだなじみの薄い、青パパイア。ここ最近、ブームになっています。
 青パパイアとはパパイアがオレンジ色に熟す前に収穫したもの。糖質、脂質を分解する酵素、ビタミンC、食物繊維などを豊富に含んでいる健康食材として注目され、「2022、食のトレンド予測」では“スーパーフードランキング”1位に輝きました。
 注目されるのは栄養素だけではありません。
 はだのじばさんず・北原慶徳店長:「(Q.どういった経緯で販売になった?)秦野市と農協が連携し、生産者15名とともに『鳥獣被害に遭いにくい作物として栽培しよう』。5月から栽培して10月から販売しています」
 神奈川県秦野市は、イノシシやカラスなどによる農作物の被害に毎年、悩まされていて、昨年度は、およそ4000万円もの損失がありました。そこで目をつけたのが、青パパイアでした。鳥獣や害虫は、パパイアに含まれる酵素を嫌うため、寄って来ないと言われています。
 実際、10本の木で青パパイアを生産している、生産者は…。
 農家・沼田良雄さん(75):「秦野市内ではイノシシ、シカ、ハクビシンが多い」「(Q.動物の被害は?)ないね、今のところ」
 ハクビシンがよく歩くというこちらの畑でも、これまで被害はなく、小ぶりのもの以外の9割を出荷することができたといいます。
 また、出荷までの手間が少ないのも特徴で、高齢化する農業事情でも“救世主”となっているのです。
 農家・沼田良雄さん:「(Q.気を増やすことは考えている?)来年もう10本くらい植えてもいいかなと」
「青パパイア」どうやって食べる…?
 今後、秦野市の特産品にしていきたいという青パパイア。ただ、消費者にとっては、一つ大きな問題が…。
 客:「(Q.何を作る?)わかんない!!」「友達にパパイアおいしいよって言われて。炒めたと言っていたので挑戦してみようかなと」
 直売所には、家庭で作れる簡単なレシピが置かれています。
 秦野市内にあるタイ料理店「バーンタイ台所」。タイでは、青パパイアを千切りにしたサラダ「ソムタム」が有名ですが…。今回は特別に、家庭でも作れるメニューを考案して頂きました。
 青パパイアをぶつ切りにして、鶏肉と、クコの実と一緒に、鶏ガラベースのスープでグツグツと煮込みます。一体、どんな味なのでしょうか?
 食べてみると、しっかりと歯ごたえがあり、大根に近い食感です。ほんのり甘いのですが、苦みも感じられます。味噌汁に入っていてもおいしく食べれそうな味です。
 千切りにして春巻きの具材にすれば、本来のシャキシャキ感も味わうことができます。(「グッド!モーニング」2021年10月11日放送分より)”