奥州市「大師山森林公園」のナガハシスミレ(長嘴菫)
/テングスミレ(天狗菫) 2008年4月28日
2008年4月28日(月)、奥州市水沢区黒石(くろいし)にある大師山
森林公園に行ってきました。この公園には、公園内を満遍なく見て歩
けるように遊歩道が網の目のように整備されています。
この日は、公園案内図にある「水辺の道」や「あじさいの道」の方を
歩いてきました。大師山荘近くの道端と「あじさいの道」の脇に「ナ
ガハシスミレ(長嘴菫)/テングスミレ(天狗菫)」が沢山咲いていま
した。生えていたのは日陰で少し暗い所がほとんどでした。
奥州市水沢区「大師山森林公園」のナガハシスミレ(長嘴菫)
/テングスミレ(天狗菫) 2007年5月5日
2007年5/5(土)、奥州市水沢区にある「大師山森林公園」に行って
きました。大師山は、標高243.5mの低山ですが、遊歩道が整備されて
いて歩きやすい所です。
この日「あじさいの道」から「大日如来の道」に移る辺りで、花の後
ろに突き出た長い距が目立つ「ナガハシスミレ(長嘴菫)/テングスミ
レ(天狗菫)」を見つけました。
ナガハシスミレ(長嘴菫)/テングスミレ(天狗菫)
スミレ科 スミレ属
Viola rostrata
草丈は10cm程度のものから、立ち上がって20cmほどになるも
のもある。葉は長さ2~5cmで先の尖ったハート形。色は濃緑色
で、やや厚くて光沢がある。越冬した根生葉は黒味を帯びる。
托葉はほかのタチツボスミレの仲間と同様、櫛の歯状に切れ込
んでいる。
花期は4~5月。花は直径1.5cm前後でやや平たい。花色は紫紅色
~淡紫色。タチツボスミレに比べると若干赤味が強い。唇弁の距
は長さ1.5~2.5cmで紫紅色~淡紫色。
花の後ろに突き出た長い距が目立つので「ナガハシ(長嘴)菫」
の名があるが、別名の「テングスミレ(天狗菫)」も距の形による。
距は単に長いだけでなく、様々な方向に曲がっているものが多い。
花弁の開き方にも特徴があり、正面から押しつぶされたような感じ
に展開する。花の中心部には、不明瞭な絞りが入るものが多い。
北米大陸の北東部と日本とに離れて分布している。ナガハシスミレ
と同じように、北米東岸と日本列島に共通する植物が多いことは、
古くから知られており、日本のナガハシスミレを北米のものの亜種
V.rostrata var.japonicaとして扱う見解もある。
日本では北海道南部、本州(島根県以北)、四国の一部、主に日本
海側に分布する。太平洋岸にも所々飛んで分布していることがあり、
隔離分布植物の片鱗をのぞかせている。
生育地は主に低山の乾き気味の落葉樹林下や林縁で、崩壊地などに
も積極的に出てくる。北アルプスでは標高1500m辺りまで、「ミヤマ
ナガハシスミレ」の形で生育している。
/テングスミレ(天狗菫) 2008年4月28日
2008年4月28日(月)、奥州市水沢区黒石(くろいし)にある大師山
森林公園に行ってきました。この公園には、公園内を満遍なく見て歩
けるように遊歩道が網の目のように整備されています。
この日は、公園案内図にある「水辺の道」や「あじさいの道」の方を
歩いてきました。大師山荘近くの道端と「あじさいの道」の脇に「ナ
ガハシスミレ(長嘴菫)/テングスミレ(天狗菫)」が沢山咲いていま
した。生えていたのは日陰で少し暗い所がほとんどでした。
奥州市水沢区「大師山森林公園」のナガハシスミレ(長嘴菫)
/テングスミレ(天狗菫) 2007年5月5日
2007年5/5(土)、奥州市水沢区にある「大師山森林公園」に行って
きました。大師山は、標高243.5mの低山ですが、遊歩道が整備されて
いて歩きやすい所です。
この日「あじさいの道」から「大日如来の道」に移る辺りで、花の後
ろに突き出た長い距が目立つ「ナガハシスミレ(長嘴菫)/テングスミ
レ(天狗菫)」を見つけました。
ナガハシスミレ(長嘴菫)/テングスミレ(天狗菫)
スミレ科 スミレ属
Viola rostrata
草丈は10cm程度のものから、立ち上がって20cmほどになるも
のもある。葉は長さ2~5cmで先の尖ったハート形。色は濃緑色
で、やや厚くて光沢がある。越冬した根生葉は黒味を帯びる。
托葉はほかのタチツボスミレの仲間と同様、櫛の歯状に切れ込
んでいる。
花期は4~5月。花は直径1.5cm前後でやや平たい。花色は紫紅色
~淡紫色。タチツボスミレに比べると若干赤味が強い。唇弁の距
は長さ1.5~2.5cmで紫紅色~淡紫色。
花の後ろに突き出た長い距が目立つので「ナガハシ(長嘴)菫」
の名があるが、別名の「テングスミレ(天狗菫)」も距の形による。
距は単に長いだけでなく、様々な方向に曲がっているものが多い。
花弁の開き方にも特徴があり、正面から押しつぶされたような感じ
に展開する。花の中心部には、不明瞭な絞りが入るものが多い。
北米大陸の北東部と日本とに離れて分布している。ナガハシスミレ
と同じように、北米東岸と日本列島に共通する植物が多いことは、
古くから知られており、日本のナガハシスミレを北米のものの亜種
V.rostrata var.japonicaとして扱う見解もある。
日本では北海道南部、本州(島根県以北)、四国の一部、主に日本
海側に分布する。太平洋岸にも所々飛んで分布していることがあり、
隔離分布植物の片鱗をのぞかせている。
生育地は主に低山の乾き気味の落葉樹林下や林縁で、崩壊地などに
も積極的に出てくる。北アルプスでは標高1500m辺りまで、「ミヤマ
ナガハシスミレ」の形で生育している。