peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

花巻市胡四王山のタチツボスミレ(立坪菫)

2010年04月28日 | 植物図鑑

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2010年4月24日(土)、花巻市博物館や宮沢賢治童話村から国道456号線を挟んだ向かい側に胡四王山があり、レストラン山猫軒や宮沢賢治記念館、胡四王神社などがあるのですが、バス停・宮沢賢治記念館前の坂道を少し登った所にタチツボスミレ(立坪菫)と思われるスミレが花を咲かせていました。

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タチツボスミレ(立坪菫) スミレ科 スミレ(ビオラ)属 Viola grypoceras

人家周辺の道ばたから山地の林の下まで、最も普通に見られるスミレ。地上に茎があるが、最初はあまり伸びず、花が終わる頃に伸びて高さ30cmほどになる。普通全体に無毛。葉は長さ1~4cmのハート形で、先は尖る。葉のつけ根の托葉はクシの葉状に細かく切れ込んでいる。花期は3~5月。花は直径1.5~2.5cmで淡紫色(花の色は空色に近いものや赤みの強いものなど、変化が多い。)側弁の基部は無毛。距は紅紫色で細い。分布:日本全土。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]


一関市末広2丁目&十二神のスギナ(杉菜)/ツクシ(土筆)

2010年04月28日 | 植物図鑑

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2010年4月20日(火)、一関市末広町2丁目の「末広2区花壇」の看板が立てられている所のそばに、スギナ(杉菜)の胞子茎であるツクシ(土筆)が沢山出ていました。

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一関市十二神のツクシ(土筆)

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スギナ(杉菜)/ツクシ(土筆) トクサ科 トクサ属 Equisetum arvense

日本各地の畑の隅、あぜ道、市街地の空き地、土手などに普通に見られる夏緑性のシダ(多年草)。ツクシ(土筆)はスギナ(杉菜)の胞子茎で、上の方が筆の形で、茎の所々に袴のような鱗片がある。楕円形の胞子嚢穂から胞子を散布するとすぐに枯れる。非常に細い緑の葉のような栄養茎が下から輪生状に段々になってつく。高さは20~40cmになる。和名は、葉がスギ(杉)の葉に似ていることによる。また、胞子茎(ツクシ)は食べられるので「菜」。花期:3~5月。

「ツクシ」の名前の由来は、ツクシの袴の部分を一度ちぎって、またつなぎ、どこの袴で繋いでいるかを当てる「ツギグサ」という子供たちの遊びがある。この「ツギグサ」が「ツクシ」という言葉に変化したといわれている。また、ツクシの形を筆にたとえ、地際に生えるので「土筆」と書く。なお、ツクシは漢方薬としても利用され、中国では「接続草」と呼ばれている。

仲間:イヌスギナ葉が栄養茎と胞子茎が一緒になっている。スギナのような状態の栄養茎の一番上を見ると、ツクシに似たものがついている。これが特徴。[山と渓谷社発行「山渓名前図鑑・野草の名前(春)」より]


一関市東山郵便局前のハクモクレン(白木蓮)

2010年04月27日 | 植物図鑑

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2010年4月26日(月)、一関市東山郵便局(東山町長坂字町)前の民家の庭に植えられているハクモクレン(白木蓮)の木が花を沢山咲かせていました。

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ハクモクレン(白木蓮) モクレン科 モクレン(マグノリア)属 Magnolia denudata

モクレン(マグノリア)属 Magnolia:日本、ヒマラヤ、マレーシア、北アメリカ東部、熱帯アメリカなどに分布する常緑または落葉の高木、低木。花は杯形、星形で大型。

ハクモクレン(白木蓮) Magnolia denudata:中国東部原産の落葉高木で、日本でも普通に公園、庭園などに植栽されている。枝を大きく広げ、高さ15mほどになる。葉は卵形、倒卵形で長さ15cm、葉裏に微毛がある。花は直径15cmと大輪で、葉が出る前に枝先に多数咲かせる。白色で香りがある。切枝用にも栽培される。栽培:繁殖は実生。花期:春。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]


一関市東山郵便局前の桜「染井吉野」

2010年04月26日 | 植物図鑑

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2010年4月26日(月)、ここ2~3日良い天気が続き、一関地方の桜「染井吉野」が、一気に花を開いてきました。一関市東山町長坂の東山郵便局前の民家の桜も8分咲きぐらいになっていました。

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サクラ「ソメイヨシノ(染井吉野)」 バラ科 サクラ(プルヌス)属 Prunus×yedoensis cv.Yedoensis

もっともポピュラーな桜。「桜前線」でもおなじみ。江戸時代末期に江戸の染井村(東京都豊島区)の植木屋から吉野桜の名で売り出された品種で、オオシマザクラ(大島桜)Prunus lannesiana var.speciosaとエドヒガン(江戸彼岸)Prunus pendula f.ascendensの雑種と考えられている。枝は横に広がって伸び、傘状の樹形になる。樹皮は暗灰色。若枝や冬芽、葉柄、花柄などには毛がある。花期は3月下旬から5月。葉が開く前に淡紅白色の花を枝いっぱいにつける。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]


一関市東山町のマルミノウルシ(丸実野漆)/ベニタイゲキ

2010年04月26日 | 植物図鑑

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2010年4月23日(金)付地元紙「岩手日日」”マルミノウルシたくましく自生 一関・東山 県版レッドリストAランク”の見出しで、”マルミノウルシ”が掲載されました。私のブログ「peaの植物図鑑」で既に紹介しておりましたが、「絶滅危惧種Aランク」の植物だとは知りませんでしたので、改めてこの自生地に行ってみました。4月25日(日)  

記事には「場所が知られるようになると、盗掘が心配。そっと見守りたい」と住民らが話しているように書かれていますが、土地の所有者はそんなに貴重な植物とは知らずにいたようで、早急な保護対策が望まれます。貴重な植物であることを知らせないまま末永く保護して行くことなど出来るわけがないので、看板を立てるなどして知らせながら、自生地を囲うとかしてほしいと思いました。ちなみに自生地は<strong>幽玄洞(東山町長坂字東本町154-1)</strong>入口右側にある「唐梅食堂」(現在は営業していない)と書かれている民家の裏側の土手)。

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「岩手日日」の記事:絶滅が危ぶまれている植物のマルミノウルシが、一関市東山町内で確認された。雑木林に沿った日当たりの良い斜面に自生し、ちょうど花期を迎えて、辺りを黄色く彩っている。住民らは「場所が知られるようになると、盗掘が心配。そっと見守りたい」と話している。

 マルミノウルシは関東以北の本州と北海道に分布し、県版レッドリストでAランク(絶滅の危機に瀕している種)に指定されている。赤紫色の若葉が成長するにつれて黄緑色に変化するのが特徴。同町内の自生地は、環境省環境カウンセラーも務める男性がうわさを聞き付け、個人的に現地に訪れて鑑定した。  これまで半信半疑だった住民も鑑定を受けて保護意識を高めた様子で「株分けが必要な場合もあるようだが、ここでは放っていてもどんどん増え、絶滅危惧種とは思えないほど繁殖力旺盛だ」と話していた。

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マルミノウルシ(丸実野漆) トウダイグサ科 トウダイグサ属 Euphorbiaceae ebracteolata

和名は、いぼ状の突起のない丸い蒴果がつくことによる。また別名のベニタイゲキは、茎や葉が紅色を帯びることから付けられた。山地の草地に生える高さ40~50cmの多年草。葉は互生し、長さ7~8cmの長楕円形。茎の先に葉を輪生し、葉腋から枝を出して、先端に杯状花序をつける。総苞葉は三角状卵形。腺体は腎円形。子房は滑らかで紅色を帯びる。花期:4月。分布:北海道、本州(関東地方以北)。[山と渓谷社発行「山渓ハンディ図鑑1・野に咲く花」より]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/s/%A5%DE%A5%EB%A5%DF%A5%CE%A5%A6%A5%EB%A5%B7 [peaの植物図鑑:東山町長坂・幽玄洞のマルミノウルシ(丸実野漆)/ベニタイゲキ]

http://futarinoyakata.web.infoseek.co.jp/mariminourushi.htm [マルミノウルシ]

http://www.sakai21.com/hanazukan/haru1/yh4-126.htm [科野 散歩道の花々 マルミノウルシ]

http://www.pref.nagano.jp/xseikan/khozen/topic/mnourusi/mnourusi.htm [絶滅危惧種”マルミノウルシ”の新自生地確認!]