2016年3月29日(火)、北上市の「展勝地公園」のすぐ傍を通っている国道107号線をマイカーで走
っていたら、「展勝地」バス停付近の山側に群生して、白い花を咲かせている草花が見えました。大
駐車場に車を駐め、トイレ休憩のあと、行ってみたら大部分がアズマイチゲ(東一華)でしたが、1群
だけキクザキイチゲ(菊咲一華)が混じっていました。
また、公園内にある「サトウハチロー記念館・叱られ坊主」の庭に植栽されているクリスマスローズが花を
沢山咲かせていました。「春咲きクリスマスローズ(レンテンローズ)」と呼ばれている園芸品種と思われ
ます。
クリスマスローズ・ニゲル キンポウゲ科 ヘレボルス属 Helleborus niger
特徴:クリスマスローズ属はヨーロッパ、地中海沿岸、西アジアなどに約20種が分布。ヨーロッパの温かい
地方でクリスマスに開花するニゲル種と、春先に咲くオリエンタリス種はよく混同される。無毛の常緑多年草。
根生葉は鳥足状で葉は案緑色で長楕円形。7~9裂し、縁の上半分に規則正しい鋸歯がある。高さ15~20㎝で、
頭頂部に白色の大型花を2~3個咲かせる。様々な園芸種が流通している。花期:12~2月。分布:ヨーロッ
パ(中~南部)、西アジア。
栽培:日当たりでも育つが、直射日光が当たらない半日蔭で管理する。過湿を嫌うので灌水は乾き気味に管理
する。有機質の置き肥を多めに与えて肥培する。2~3年に1回、秋に根をよくほぐして植え替える。硬質赤玉
土・硬質鹿沼土の混合土で大きめの深鉢に水はけ良く植え付ける。株分け、実生で殖やす。[栃の葉書房発行
「別冊趣味の山野草・山草図鑑」より]